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公共雨水側溝への苛性ソーダ流出事故について

08年07月11日

平成19年7月11日

地域住民 各 位

信 州 大 学


公共雨水側溝への苛性ソーダ流出事故について

 

このことについて,雨水排水の自主水質検査を実施していたところ6月6日(水)の水質検査結果報告書において,理学部C棟西側(横断歩道橋付近)の最終雨水桝からpH値10.0(基準値はpH値8.6以下)というアルカリ性を示す異常値を確認しました。

この最終雨水桝へは複数建物からの雨水排水が集まることと,雨が降らないと採水検査ができないことから,排出箇所の特定に不測の日数を要しました。特定された排出箇所は理学部C棟屋上に設置してある,排気ガス処理装置(スクラバー)で、苛性ソーダ
(水酸化ナトリウム)溶液が漏れ出していたものです。

この溶液は酸性排気ガスの中和剤として使用されているものです。
7月5日(木)に緊急措置として,公共側溝への排出防止措置をするとともに,7月6日(金)には下流域汚染範囲確認調査として宝栄寺北側の開渠部分約700mまでの6箇所から採水検査を実施しました。

この結果では,環境基準のpH値8.6以下であり,学外への汚染は確認されていませんでしたが,当面の間は経過監視と
して採水検査を継続します。
このたび、地域住民の皆様には大変なご迷惑とご心配をお掛けし,誠に申し訳ございませんでした。

今後の対応としましては,松本市環境保全課及び保健所等関係機関の指導助言を仰ぎながら,地域住民の安全安心を守り,不安解消に努めるとともに,環境保全のために大学法人としての社会的責任を果たしていく所存です。


問合せ先 : 環境施設部環境企画課長 貝吹四郎 Tel 37-2211