平成26年度放送公開講座 第3回「期待の穀物 ソルガムがひらく中山間地の将来」

平成26年度放送公開講座「信州「知の森」が拓く地域貢献と人材育成」

第3回 平成27年2月8日(日)15:00~15:30
「期待の穀物 ソルガムがひらく中山間地の将来」 地域戦略センター副センター長 天野良彦教授

長野県では過疎化による耕作放棄地が増加しています。活力のある産業がないことなどから、若い世代が地域を離れ、高齢化が進み、地域の支え合いも難しくなっているのが現状です。このような中山間地の問題を解決する一つの手段として注目されるのが「ソルガム」です。ソルガムはイネ科の一年生作物で世界五大穀物の一つです。あまり手をかけることなく栽培でき、実は雑穀米などの食糧に、葉や茎はキノコの培地として活用でき、さらに廃培地からバイオマスエネルギーを得ることができます。この講座では、長野市との協働で耕作放棄地にソルガムを栽培し、食糧、キノコ栽培、バイオマス利用としてのメタン発酵ガス発電へつなぐ取り組みを紹介します。中山間地問題の解決の糸口として、ソルガムの地域再活性化の可能性を探ります。

(映像制作・提供 SBC信越放送)