平成25年度放送公開講座 第1回「エネルギーの地産地消社会へ ~地域で見つめる水エネルギー~」

第1回 1月26日(日)15:00~15:30
「エネルギーの地産地消社会へ ~地域で見つめる水エネルギー~」(林 靖人 准教授)

   東日本大震災以降、自然エネルギー、とりわけ日本が他国にアドバンテージを持つ”水エネルギー”が注目を集めています。しかし、その導入には、技術力はもちろん、社会・地域の創出が不可欠です。経済や法制度、コミュニティ・ルールとしての観点など、使う人たちが、新しいエネルギー利用社会をイメージできることが重要になります。もともと信州は”水の里”であり、水に活かされて地域が創られてきました。水エネルギーの導入は、工学系・理学系の技術と共に、人文・社会科学系の研究のノウハウを使うことで、地域社会の人々が持つニーズに正しく応えることができます。また、地域の将来を見据えた取り組みが可能になります。栄村における小水力発電導入までの経緯を中心に、エネルギーの地産地消社会を構築するための課題やプロセスについて考えます。

(映像制作・提供 SBC信越放送)