寺島 未歩

様々な文化や考え方に触れ、自分を広げる旅。

短期留学

寺島 未歩さん

教育学部学校教育教員養成課程
留学種類:交換留学
留学期間:2018年 9月 ~ 2019年 6月
留学先:アメリカ 南オレゴン大学

留学先大学について

 南オレゴン大学は、とてものどかで落ち着いた場所にあります。街はきれいに整備されていて、路上ゴミも嫌な臭いもほとんどありませんでした。大学周辺にはスーパーや100円ショップがあって生活に必要なものを買いそろえることができます。また、レストランやカフェ、映画館や公園などもあって、授業のない時間や週末も充実させることができました。

 キャンパスは主に、講義棟や図書館のある側と、寮と食堂、売店とジムがある側で道路を境に分かれています。図書館や食堂、売店やジムは始業前から夜まで空いているので、自分で時間を見つけていつでも利用することができます。学生の人種は主にコケ―ジョンで、次に多いのがアジア系アメリカ人でした。留学生も日本や中国、韓国などのアジアの学生が多かったです。特に留学生同士は関わることが多いため、ヨーロッパやロシアの学生とも仲良くなりやすかったです。

学習面について

 比較的小規模な大学なので、生徒同士や生徒と教授との仲が良かったと思います。特に教育系の授業は15人以下の少人数授業で、主にグループワークをするため、ネイティヴの学生との関わりがとても多かったです。また、授業内でのディスカッションやプレゼンテーションも活発に行われるため、リスニングとスピーキングの力が毎日鍛えられていました。予習や課題としてリーディングやライティングもたくさんあったため、授業を通して英語の4技能を日々伸ばすことができたように思います。先生方は留学生へのサポートも丁寧にしてくださり、私もたくさん質問や相談をしにいったり、雑談をしにオフィスを尋ねたりもしました。

 留学し始めはリーディングやライティングには辞書がかかせませんでしたが、ほぼ毎日20ページ以上のリーディングや週に1回はA4用紙1枚のライティングをしていたので、途中からはほとんど辞書を使わなくなりました。また、課題は毎日授業後にしたり、週末にまとめてやったりと様々でしたが、初めは締め切りの数日前から始めてもギリギリだったのが、中盤からは締め切りに余裕を持って提出できるようになりました。

生活について

 私は寮の4人部屋で生活をしていました。初めての寮生活でとても不安でしたが、ルームメイトたちに恵まれて、仲良く楽しく生活することができました。

 ベッドルームとバスルームは2人で共有し、4人でリビングを共有していました。常にネイティブスピーカーがいることで、何気ない会話から気になることなどなんでも話すことができ、そこでも話す能力が鍛えられたと思います。日本で習ったり、留学先の授業で使ったりする英語とはまた違い、口語としての英語をルームメイトや友人たちとの会話から学び、たくさんの表現を覚えることができました。ルームメイトとはほぼ毎日、授業後に食堂で待ち合わせして食事をとり、そのままジムに行ってトレーニングやバスケ、バレーをしていました。寮にある学習室で一緒に勉強をしたり、車で街に出かけて買い物をしたりすることもたくさんあり、本当に楽しく生活することができました。自分で計画を立てて前もって課題をやっておくことで、遊ぶ時間も十分にとることができました。アメリカ人の学生は「今から遊ぼう」となることが多く、前もってやっておけば課題の心配もなく遊びに行くことができたと思います。鍵さえあれば寮は24時間出入り可能だったので、門限等もなく自由に過ごせました。クワイエットアワーやクワイエットウィークがあり、みんなが寝る時間やテスト期間などは静かに過ごすようにルールが決められているので、寮も過ごしやすかったです。

 オレゴン州は消費税がかからないので、他の州より少し出費が抑えられたと思います。週末は外食をしたり、ボーリングやスケートしたり、美術館や湖などに行ったりと、とても充実していました。毎週月曜日には3ドルで映画館で映画を見られるなど、南オレゴン大学の学生が受けられる特典もありました。毎日ルームメイトや友達と時間を過ごしながら、楽しく生活できたと思います。遊びながら自然と英語力が向上していったのがとても嬉しかったです。

留学で得たこと

 10ヶ月の留学を通して特に感じたことは、世界中の様々な人と関わることの楽しさです。留学前は英語を話す自信がなく、せっかく海外の人から話しかけられても話を広げることができませんでした。しかし、留学を通して友達や先生方と関わる中で、話すことに自信が持てるようになりました。初めは頭の中で準備してからではないと話せませんでしたが、今では日本語を話すときに似た感覚で会話をすることができるようになりました。まだまだ足りないところばかりですが、それでもコミュニケーションが成り立つことが分かり、それが少し自信を持つきっかけになりました。

 英語を話せれば様々な国や地域から来た学生と話をすることができ、その様子や風習など様々な文化を知ることができます。また、違う国や環境で育った人たちとお互いを理解し合い、仲を深めることもできます。様々な考え方が自分の考えに影響をすることもありました。人と関わること、話すことが本当に楽しくて、自分自身の変化も感じた10ヶ月でした。また、友人同士の会話独特のテンポの良さや表現の面白さなどに触れ、さらに英語が好きになりました。今まで知らなかった表現に実体験をもって出会うことで、とても印象強くまた確実に取り込むことができました。まだまだ知らない表現や概念があると思うと、もっともっと英語を勉強したいという意欲がわきます。学習面に関して、これまでは計画を立てて実行することがとても苦手でした。しかし、留学中は第二言語で課題に取り組むため、前もって始めざるを得ない状況になりました。課題が出たその日から取り組みはじめることで余裕をもって提出できるという成功体験から、自分で諦めてしまっていただけだと気が付きました。これからも、引き続きをそれを実行していけるようにしたいと思っています。

 最後に、留学前と留学後で大きく変わったことは、留学生や外国人に対する見方です。私は留学生であり、さらにアジア人でもあるため、学校や街中でおかしいなと思うことを経験したり、悲しい思いをしたりしたこともありました。日本で日本人として、マジョリティーとして育ってきた私には見えなかった問題に出会いました。こうだったらいいのに、こうしてほしいな、と思うこともいくつもありました。これから日本に来る留学生には不安もたくさんあると思います。留学生として過ごしたからこそ分かる悩みや大変なことなどを共有して、自分らしく楽しく過ごしてもらえるように、できる限りサポートしていけたらいいなと思います。また、留学生に限らず、街中でもできることを探してやっていきたいです。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 私は約10ヶ月間留学していましたが、本当にあっという間でした。やりたいことはどんどんやって、後悔のないように過ごしてほしいと思います。友達との会話、授業等だけでなく、街中での人との関わり、他人同士の会話など、身の回りに学びの機会は山ほど転がっています。あらゆる方向にアンテナをはって、体いっぱいにそこでの文化や雰囲気を体験してきてください。

 最後に信州大学の関係者の皆様、このような機会を与えていただき、本当にありがとうございました。知らなかった世界の姿に出会い、自分自身の知らない部分にも気が付くことができました。またいつか海外に勉強しに行きたいと思います。ありがとうございました。