松岡 聖佳

ちょっとの勇気が かけがえのない経験に

短期留学

松岡 聖佳さん

教育学部学校教育教員養成課程
留学種類:交換留学
留学期間:2018年 8月 ~ 2019年 6月
留学先:マレーシア マラヤ大学

留学先大学について

 マラヤ大学はマレーシアのトップ校で、マレーシアの優秀な学生が集まってきます。そんなハイレベルな環境で学ばせていただけることはとても良い刺激になりました。また、マラヤ大学は世界中の国々からの留学生も学んでいます。マレーシアだけを見てもマレー系、中華系、インド系と様々な民族がいる多民族国家ですが、マラヤ大学ではもっと広くたくさんの文化に触れることができます。大学内にある寮で、外国人留学生とルームシェアすることもできるので、生活の至るところで異文化を感じられるとともに、英語を使ったコミュニケーションを通して、語学力向上させることもできます。

 また、寮や大学、留学生センターのISCなどがたくさんのイベントを用意してくれています。それらに積極的に参加することで、友だちの輪を広げたり、マレーシアについてもっと知ったりすることができました。

学習面について

 マラヤ大学では、講義での学びをもとにクラスメートとディスカッションしたり、プレゼンをしたりする時間が多く取られていました。授業は全て英語なのでついていくのが大変でしたが、優しい現地の学生が助けてくれたので理解することができました。先生方も授業についてこれているかを常に気にかけてくださり、マレーシア人は温かいなと感じました。

 授業では、日本人としての意見を求められる場面が多々あります。その度に、私は日本人、信州大学の代表として学ばせていただいているんだと改めて意識しました。学んでいるトピックについて日本では、長野県ではどうなのかを事前に調べたりして説明できるようにしておくとよいと思います。

生活について

 マレーシアには多くの日本人が暮らしています。そのため、スーパーやコンビニ、レストランなど日本でもおなじみのお店が多くあります。日本をすぐ近くに感じることができるため、ホームシックにはなりにくいかもしれません。また、マレーシアは親日国です。私が日本人だとわかると、アニメや行ったことのある都市など知っている日本のことを笑顔で話してくれました。日本人にとって暮らしやすい国だと思います。

 さらに、マレーシアは多民族国家なので、生活の中に色々な文化を感じることができます。私は、宗教ごとにお正月の日程が異なり年4回もあることが驚きでした!また、友だちと出掛ける際にも、「あなたは豚肉食べられるの?」とか、「お祈りに行くときは遠慮せず言ってね。」と声を掛けるなど、日本では気にも留めないようなことを気にしながらの生活が、いつしか私の日常になっていきました。最初は生活の違いに戸惑うこともありましたが、マレーシア人はお互いの違いを尊重しながら暮らしていることがわかり、素敵だなと思うようになりました。

留学で得たこと

 留学先ではやりたいことは何でもできる反面、何もしなければただただ時間を無駄にしてしまいます。だから、自分から積極的に動くことが日本にいるとき以上に大切になります。自分が留学先でやりたいことを明確にしておくことで、それらの情報を積極的に集めることができ実現へとつながっていきます。また、マレーシアは人と人とのつながりが強い国です。実際、あるボランティア先の先生に私の思いをお話したところ、他のボランティア先を紹介していただき、そこでとても成長することができました。このように他の人にも自分のやりたいことを伝えてみることで、思わぬチャンスが巡ってくるかもしれません。

 私も最初は自分から「○○したい。」とお願いすることをためらっていました。その人の迷惑になってしまうかもしれないと遠慮していたからです。しかし、自分の国で学ぶ留学生にはもっと学んで帰ってもらいたいと思っている人は多いはずです。だから、自分のやりたいことをはっきりさせ、自分から情報を求めに動いたり、自分の思いを遠慮せず伝えたりすることが大切であると感じました。

 また、「まずやってみる」ことも大切であると思います。マレーシアでは、日本とは全く異なる文化をいくつも体験することができます。せっかく現地にいるのにやってみないのはもったいないということで、私は積極的に文化体験をしてきました。例えば、マレー系の民族衣装であるバジュクロンを着たり、多くのマレーシア料理に挑戦したりしました。恥ずかしいとか、日本文化からは考えられないと思うこともあるでしょう。しかし、異文化体験をしたり、文化的なお話を現地の人に聞いたりして異文化を知ることが理解への第一歩であると考えます。意外とそれが好きになってしまうかもしれませんよ。

 積極的に動いて、まずやってみることの大切さを改めて実感した留学でした。

後輩へのアドバイス、知の森基金へ一言

 私は知の森基金からご支援いただいたおかげもあり、普段の日本の生活費と変わらないくらいの費用で留学をすることができました。本当にありがとうございました。かねてからの目標であった、海外で自分で住んでみることができ自信がつきましたし、それ以外にもたくさんのものを得て帰ってきました。本当にかけがえのない素敵な経験をさせていただくことができました。しかし、自分一人で留学をしていたとはいえ、信州大学、国際企画課の皆様、先生方、家族、友人などたくさんの人に支えていただいたからこそ達成できた留学でした。本当にありがとうございました。

 私の大切にしている言葉で「やらずに後悔しない」というものがあります。慣れた環境から外へ飛び出すのは恐いし、勇気がいります。私もそうでした。でも、ちょっと頑張って外へ出てみると、きっと素敵な経験が待っているし成長した自分が見つかるはずです。少しでも留学に興味のある人はぜひチャレンジしてみてほしいです。応援しています!