皿井 理帆

初めの一歩

短期留学

皿井 理帆さん

人文学部人文学科
留学種類:交換留学
留学期間:2018年 4月 ~ 2019年 1月
留学先:ドイツ ライプツィヒ大学

留学先大学について

 ライプツィヒはドイツで2番目に古い歴史ある大学です。様々な学部学科があり, 街中にキャンパスが存在します。また留学生を多く受け入れ, 国際色が豊かなためサポートが手厚いです。

 日本で準備をする際には過去に留学した先輩からアドバイスを頂いたり, 現地ではLeipzig大学のバディプログラム体制がしっかりと整えられていたりと, 住居手続きやVISA申請などトラブルなくこなすことができました。

 日本人留学生にはJapanologie(日本語学)学生がバディとしてついてくれるので, ある程度日本に理解がある面でも最初は安心です。またバディプログラムに参加する学生の多くは日本への留学を目標にしているので, 運と相性が良ければ(重要)!語学面でもお互いの成長が見込めると思います。

学習面について

 授業に関して, 私は一年間語学をメインに受講しました。過去の先輩方や同時期にLeipzigにいた日本人留学生よりも明らかに語学力が劣っていた私は, 当初かなり焦った記憶があります。 ただ焦っても仕方がないことを自覚してからは自分のペースで勉強に励むことができたと思います。

 語学コースはレベル分けされていて, 自分のレベルにあった授業を選択することができます。ただクラス分けテストは文法のみなので, 文法が得意な日本人は自分の会話レベルよりも上のクラスに割り振られることが多々あるそうです。授業に参加してみて「自分に合わないな」と思った場合にはレベルを一つ下げたり, 先生に相談するのが良いと思います。

 他には心理学の授業を中心に聴講をしていました。語学学校ではドイツ語を母語としない留学生としか出会えないので(もちろんそこにもいい出会いはたくさんありますが), 大学の正規の授業で正規学生と関われたことはコミュニティを広げる良いきっかけになりました。

 後期は授業時間外に頻繁にタンデム(語学交換学習)を行い, 語学試験の勉強に力を入れました。タンデムのやり方も人によって様々なので(テキストを書いて添削しあったり, カフェに行っておしゃべりしたり), 一人で勉強をするよりもいろいろな経験ができました。

生活について

 Leipzigは大都会ではないですが, 田舎過ぎずちょうどよい大きさの街でした。日本でパッキングをする際「持っていかないと困るものは何だろう」と悩みましたが, 大抵のものは現地調達できます。それに加えて過去の留学生から引き継げる荷物もあるので, サトウのごはんとインスタントみそ汁・だしあたりを持っていけば困ることはないと思います。(すべて食材)。

 私は大学寮に住んでいましたが, 事前に申請した第3希望までの場所ではなく別のところでした。ただ大学から徒歩圏内の立地だったうえスーパーや薬局も近く, 同居人との関係も良好だったので寮生活での悩みや不安はありませんでした。Nürnberger Straßeはお勧めです(笑)。留学生が多いので同居人がアジア人ということも頻繁にあるそうですが, 私の同居人は前期ドイツ人・インド人, 後期ドイツ人二人でした。家にいてもネイティブの発音を聞けたり, お互いの国の料理を作ったりできて楽しかったです。また Leipzigは物価が安いので, 食事は絶対に自炊したほうが良いです。なるべく節約して, 長期休暇の旅行で見たいものを見て, 食べたいものを食べるのがお勧めです(笑)。

留学で得たこと

 この一年を通した一番の収穫は, 「いろいろな角度から自分を見て, 自分のことをよく知れたこと」だと思います。「海外に行くと価値観が変わる」という言葉をよく聞きますが, 私の場合は「ぼんやりとしていた価値観が少し形になった」という印象です。日本では自分の思う自分のイメージと周りの自分へのイメージのギャップに違和感を持ちながら行動することが多々ありましたが, 誰も自分のことを知らない環境に身を置いたとき, 固定観念に縛られずに自分を表現できること, 周りからの評価をもらえることがとても新鮮でうれしかったです。そしてその結果, いい意味で「適当」になれたと思います。大小様々なトラブルがありましたが, 今振り返れば全てを何とかしてきたし, 実際に何とかなってきました。もちろんそれは自分だけの力ではなく, たくさんの周りからのサポートのおかげです。

 留学を通した様々な経験の中で, 絶えず存在する自分への課題に対して,「現在の自分はどれくらいの力を持っていて, それを使ってどう対処できるのか」と考えたり, 自分の力ではどうにもならないことやくだらないこと・悩んでも仕方がないことに対して気持ちの切り替えができるようになりました。そして今すでに就職活動を行っている中で, これらが生かされていることを感じています。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 留学の志望動機は決して世間一般にいう「意識の高いもの」である必要はないと思います。「行きたいかも」と感じた自分の気持ちを大切にしてみてください。なぜそう思うのか, 留学を通して何を得られそうなのか思考を掘り下げていくことで, 見えてくるものがあると思います。留学を「目標」ではなく「何かを達成するための手段」として捉え, 気負いすぎず積極的に挑戦してみてください。

 最後になりますが, 留学をサポートしていただいたグローバル教育推進センター・国際交流課の方々, 留学を後押ししてくれた両親や友人に感謝を申し上げます。ありがとうございました。