内田 沙也加

C'mon, baby マレーシア 交差するルーツ ブキッビンタン

短期留学

内田 沙也加さん

教育学部 学校教育教員養成課程
留学種類:交換留学
留学期間:2017年 9月 ~ 2018年 5月
留学先:マレーシア プトラ大学

留学先大学について

 マレーシアプトラ大学はクアラルンプール国際空港からタクシーで1時間程度の距離にあり、首都クアラルンプールにも30分ほどで着くことができる場所にありました。また、行政首都のプトラジャヤもタクシーですぐに行ける距離にあり、そこには巨大なショッピングモールなどがあり生活には不自由しませんでした。また、学校は広大な敷地を持っていて、バスやタクシーで移動することもしばしばありました。

  現地学生の他に、世界のさまざまな国からの留学生も数多くいて、アジア諸国はもちろんアラブ人やアフリカ人とも交流することができました。学期は2学期制で9月と2月からに分かれていて、1学期に1週間の休みと学期の間の長期休みがありました。

学習面について

 交換留学生は1学期に4科目前後の履修をしている人が多かったです。1科目は1週間に3時間あり、1時間と2時間に分かれている場合もありました。各学部の他に、CALCという言語センターがあり、そこでは英語の授業を取ることができ、私は論文の書き方や要約の方法などを教わりました。私が日本で受けた英語の授業よりもハードに感じましたがその分得られたことはたくさんありました。また、教育学部では家族経営学やマレー語の詩の授業を履修しました。その授業を通してマレーシア人の教育に対する考えなどを学ぶことができました。また、授業以外にも彼らがどのようにして指導を工夫するのかなどの意見交換を行うことができました。帰国してからも彼らに連絡をしてマレーシアの教育に関するインタビューをしたり、逆に意見を聞かれたりと交流が続いています。授業ではプレゼンをすることが時々あり、大変でしたが現地学生がフォローしてくれたので乗り越えることができました。

生活について

 私は留学生用のゲストハウスに住んでいて、家賃が月15000円と日本の寮より高くて割高な気がしましたが、エアコンがあったので現地学生の寮に引っ越すことはしませんでした。日用品は近所のIOIというショッピングモールで揃えることができました。また、UPMの周り以外にもミッドバレーやKLCC、ブキッビンタンという場所では日本の食品が売られているので、そこでも買い物をしました。治安は日本より良くなかったですが、1人でタクシーに乗って買い物に行くことができ、夜7時以降に1人でタクシーに乗らないようにするなど、最低限のことには気をつけていたので怖い思いをせずに済みました。また、インフルエンザになりましたが、日本語が通じる病院で診てもらうことができました。

留学で得たこと

 留学で得たことは無限にあります。帰国してから半年経った今でも、留学を通して学ぶことは多くあります。まず、自分の意志を伝えることの大切さを学びました。留学中は周りの人は日本語が通じなく、日本人のように言わなくても察してくれるわけではなかったので、自分の意志を伝えることが必要不可欠になりました。また、のんびりしたマレーシア人たちといるうちに「なぜ今まで自分はあんなに他人に気を遣っていたのだろう」と思い始めました。そして、今まで自分の意志を言わずに他人に合わせたり、気を遣いすぎたりしていたのは、私が優しいからというわけではなく、私が自分の意志を尊重できていなかったからだと気付きました。また、マレーシア人はさまざまなルーツが交差している中で、多くの人が異なる人種や宗教に寛容でした。彼らから「無理はしないけど、他者を尊重しながら生きる姿勢」を学ぶことができたし、彼らは日本人と比べると自己をしっかり受容し尊重しているように見えました。マレーシア人が他者に寛容なのは、自分という土台をしっかり築けているからなのかもしれません。

 また、素敵な友人を得ることができ、お互いに母国語は違うけれどいっしょに笑いあったことは一生の宝物になりました。そして、今度友達の1人が日本に来てくれることになりました。日本人と友人になるまで日本に良い印象がなかったと聞いていたので、彼女からの連絡はとても嬉しく思います。彼女が今まで行ったことのある国はマレーシアとシンガポールだけらしく、日本は全く異なる環境なのでどのような反応をするか楽しみだし、日本の良さを伝えていきたいと思いました。

 そして、留学に行くと必ず視野が広がるし、知識もたくさん増えるし、語学力も上がると思います。しかし、海外経験が豊富だからといって必ずしも知性のある人にはなれるとは限らないと、帰国してから半年経った今思います。知識のある人にはなれるとは思いますが。これは私にとっても課題ですし、自分の知性を高められるように留学で得たことから一生学んでいきたいと思っています。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 これから留学を考えている皆さんへ

 留学を考えているのなら、ぜひマレーシアをおすすめします。「マレーシアは世界だよ」この言葉は私が9ヶ月の留学を経て帰国をする日に、マレーシア人の友人がふと口にした言葉です。マレーシアはたくさんのルーツが交差をしていて、マレーシアにいるだけで世界を体験できると言っていいかもしれません。また、留学に行くと“棚からぼたもち”のように自分では思ってもみなかったラッキーなことも、逆に想像もしていなかった困難に遭遇することもあると思います。思い描いていた留学生活にならなかったり、異国からさらに異国のラオスに行ったら具合が悪くなったり。逆に、朝起きるだけで幸せな気持ちになれたり、毎日がキラキラしているように見えたり。他にもいろいろありました。そういったいろんな苦楽の振れ幅が、人間の厚みを作ってくれると思うし、私はそうであると信じています(笑)留学を考えている方には、ぜひ留学をおススメします。

  留学に協力してくださった全ての皆様へ

 留学に協力してくださってありがとうございました。留学中に限らず、留学から帰国した後も、ささいなことから大きなことまで、留学の体験を通して学ぶことができています。きっと私は一生留学を通して学び続けるのだなと思います。ありがとうございました。