増田 結

時間は戻らない。今しかできないことに挑戦してほしい。

短期留学

増田 結さん

教育学部 学校教育教員養成課程
留学種類:交換留学
留学期間:2017年 9月 ~ 2018年 6月
留学先:アメリカ 南オレゴン大学

留学先大学について

 南オレゴン大学は、アシュランドというとても自然豊かな街にある、比較的小さい大学です。キャンパスの移動もそんなに歩く必要もなく便利でした。様々な国、地域から学生が来ていて、アジアだと中国、韓国、タイ、ベトナムなど、ヨーロッパだとフランス、ドイツ、イギリスなど、ほかにもサウジアラビアなどが多かったと思います。日本人の留学生も多くいました。

学習面について

 少人数教室が多く、クラスによって様々ではあると思いますが、教授と学生の距離が近く感じました。コミュニケーション学部であったということもあって、グループディスカッションやプレゼンテーションが多く、自分の意見を求められる場でした。聞いているだけで終わるといった授業はほとんどなく、その環境に慣れるのに時間がかかりました。しかし、話す機会が多いので確実に英語を伸ばせるようなとても良い環境だと思います。教授もクラスメイトも自分の意見をよく聞いてくれますし、分からないところを質問すれば丁寧に説明してくれました。アウトドアやネイティブアメリカン、宗教など日本ではなかなか受けることのできない授業も、自分の専門の学部を越えて好きなように取ることができました。

生活について

 主に2つの選択肢がありました。多くの学生はキャンパス内にある大学寮に住んでいて、私もその一人でした。寮の良い点は、キャンパス内にあるので授業が行われる教室から近い、友達ができやすい、申請の手続きが楽などということがあげられると思います。悪い点は、費用が高い、一度入寮すると一年間は退寮できない不便さ、長期休暇中は寮を出ないといけない、ルームメイトとトラブルがあると大変であるということが考えられます。一方、オフキャンパスに住むという選択もあります。ルームシェアもできますし、ホームステイ先を探すこともできます。オフキャンパスの良い点は、費用が寮よりも安い、長期休暇中も追い出されることがないということがあげられます。悪い点は、大学が少しだけ遠い、大家さんとトラブルがあることがあるなどがあります。アシュランドは落ち着いた街だったので、安全面で言ったら、どちらもそんなに違いはないと思います。歩いて行ける距離に、ダウンタウンや100均、スーパーがあったので、比較的便利でした。しかし、カラオケやスポーツ施設、24時間開いている飲み屋は少なかったです。娯楽は少ないかもしれませんが、そういうものに頼らず、キャンプに行ったり、スケートをしたり、カードゲームをしたりしていました。

留学で得たこと

 留学中に得たことは、『自分の考えをきちんと伝える力』です。アメリカでは、周りの人が気を遣って自分の心の内を悟ってくれるということはほとんどありませんでした。それは、失礼なことでは全くなく、アメリカでは当たり前のことでした。授業中に話し合いの場面で黙っていれば、留学生だからといって助けてくれる人はいません。むしろ、何の意見もなくやる気のない人として捉えられてしまいます。しかし、「この部分が理解できないんだけど、もう一回説明してもらえる?」というと、とても丁寧に、そこは分かっているんだけどというところまで、親身になって説明してくれました。つまり、黙っているということは、大丈夫だという意味で捉えられてしまうのです。日本では、全て語らずとも相手に伝わることもよくありますし、遠まわしにいう表現が丁寧だったりもします。しかし留学中に、直接思いを伝えるのがとても苦手になっている自分に気づくことができました。なんでも人に意見を委ねていれば、人との衝突は起きにくいかもしれませんが、深い関係をつくることもできません。自分の意見をきちんと伝え、他者の意見もしっかり聞き、意見が違っても直接話し合い、歩み寄ることの大切さを学ぶことができました。

後輩へのアドバイス、信州大学へのメッセージ等

 私は交換留学をして、楽しかったこと50%、つらかったこと50%でした。多くの人と良い出会いをし、毎日が挑戦で、新しいことにワクワクして楽しく、もう二度とできないであろう貴重な経験をすることができました。しかし、挫折も味わったし、1年という時間は長く、こんなことなら留学しなければ良かったと思うこともありました。今でも、私の留学した一年に意味はあったのだろうかと思う時もあります。それでも、この一年で私は自分自身のことについていろいろ考え、英語力の面だけではなく、様々な点で成長できたのではないかと思います。それは、自分一人の力では、成し遂げることのできなかったことです。多くの方々の支援があったからです。私の留学を支えてくれた家族、友人、先生方、先輩、後輩、そして何よりも知の森基金様にはとても感謝しています。本当に、ありがとうございます。この文章が、新しい挑戦をしようと思っている人の力になれたら、うれしいです。