佐藤 孝太

1年のオランダ留学を通して

短期留学

佐藤 孝太さん

人文学部 人文学科
留学種類:交換留学
留学期間:2016年 9月 ~2017年 7月
留学先:オランダ ZUYD大学

留学先大学について

 私の留学したゾイド大学は、オランダのマーストリヒトというところにあります。ゾイド大学は総合大学ではないので、規模もあまり大きくなく、ほどよい規模だったと思います。学生もいつもカフェテリアにいるので、毎日顔を合わせることができ、仲良くなることができます。ほかの総合大学と比べると食堂や図書館も小さいので、少し不便に感じることもありました。けれども、市内には図書館も多くあり、また、学校の近くにスーパーもあるので、あまり困りません。

学習面について

 ゾイド大学の学生は、交換留学生も含めて、履修しなければならない授業が事前に決められたコースをいくつかの選択肢の中から選ばなければなりません。そのコースの中には、自分で履修したい授業を決められるものもありますが、大半の授業は学校側が事前に指定しています。交換留学生は、正規の学生に比べて、授業数が少し少ないです。私は、OTCプログラムという日本人の留学生向けに組まれた少し易しめのコースを前期・後期ともに履修しました。授業のレベルは学年によりますが、単位がとれないということはないと思います。学校があまり大きくないので、履修する学生も多くはありません。そのため、先生の目も届きやすいです。また、先生方もメールにほとんど答えてくれますし、質問するにも苦労することはないと思います。加えて、日本やアジアの国々に興味がある学生とともに授業を受けるので、英語があまり下手だからといって、冷たい態度をとられることもありません。わからないことを聞けば丁寧に教えてくれますし、助けてもらうこともあるので、授業についていけないということはあまり起きないと思います。また、彼らも日本語を勉強しており、日本語について教えてあげることもありました。そのため、オランダ人の学生に一方的に頼るということはなく、お互い助け合いながら学習を進めていくことができたと思います。テストの形式も、口頭試験などの形式もあり、日本で受けてきたものと違うこともありますが、あまり苦労することはありませんでした。

生活について

 私が住んでいた寮は学校からバス・自転車で約30分のところにありました。その寮には主に留学生が住んでいました。そのため、英語でコミュニケーションする機会も得ることができ、よい寮だったと思います。シャワーやトイレも自分専用のものがありよかったです。キッチンなどは同じ階の学生と共用でした。スーパーや日用品を買うところも自転車やバスを使って簡単に行くことができます。市の中心にはレストランやバーなどが充実しており、外食することも時々ありました。ただ、日本よりも値段が高いので、自炊をすることが多かったです。アジアンスーパーもあるので、日本食を自分で作って食べることもできます。

 マーストリヒトは基本的には過ごしやすい気候だと思います。冬も長野県ほど寒くはならないですし、あまり雪も降りません。夏もたまに30度を超える時がありますが、基本的には30度以下で過ごしやすいです。

 オランダはヨーロッパの中心にあるので、基本的にほかの国々に旅行に行くことも簡単にできます。特に、ベルギーやドイツは隣国なので、行きやすいです。

留学で得たこと

 オランダでの留学生活を経て価値観が広がったということを深く実感します。ヨーロッパは個人主義の国ということもあってか、自分のやりたいことに素直で、自分がやりたいことを楽しんでやっているように感じます。自分がやりたいことを見つけてから大学に入る学生もおり、年齢も様々で日本よりも多様性にあふれた人に出会った留学だったと感じます。ヨーロッパは人ひとりのバックグラウンドが大きく異なっていることもあり、自分の知らないことに気付くことがたくさんあったように感じました。オランダでの留学を経て、これまで自分がしてきたことが必ずしも正しい選択ではないように感じました。また、人と違うことをして、自分が間違ったと感じたことも決して間違いではないとも思えるようになりました。留学後は留学前とは違った生活を送ることができるのではないかと思います。

後輩へのアドバイス・知の森基金へ一言

 おそらく留学することは自分の価値観に大きな影響を与えることになると思います。交換留学でなくても、語学学校や私費留学、グローバル教育センターや学部が提供する短期の留学プログラムなど様々な手段があります。その中から、自分にあった選択肢を選べばいいと思います。インターネットを使えば、より多くの情報を得ることもできるようになっています。給付型の奨学金の種類も豊富にあり、グローバル教育センターに相談に行けば、より多くの情報を教えてくれます。留学に悩んでいるのであればおすすめします。留学について相談にのってくれる先生方もいらっしゃるので、悩みすぎることもないと思います。

 最後に、知の森基金の方々へ、1年の留学を金銭的援助という形で支援していただき、たいへん感謝しています。この援助がなかったら、自分の留学生活がこれほど意義のあるものにならなかったと実感します。今後も後輩たちの留学がより有意義なものになるためにも、知の森基金の制度が長く続いていってほしいと思っています。