原 大晃

ベルギー留学を通して

短期留学

原 大晃さん

教育学部 学校教育教員養成課程
留学種類:交換留学
留学期間:2015年9月~2016年7月
留学先:ベルギー カトリック大学ルーヴェン

留学先大学について

世界名門大学ランキングにも名が載る由緒ある大学で、全生徒5万人のうち1万人が外国人留学生という国際的な大学。現地学生が主体となって、かなりの頻度でイベントや交流パーティが行われるので、そのような機会を利用して友達の輪を広げてみるといいと思う。大学の設備も充実していて、膨大な量の書籍を収める中央図書館や、安く手ごろな学食、様々なトレーニングマシーンの揃ったスポーツセンターなども学生向けに提供されているので、積極的に利用すべき。

学習面について

授業はもちろん全て英語で行われるので、それなりの準備が必要。予習なしにいきなり授業に臨んでも理解できる内容はごくわずか。オランダ語で開講されている授業以外基本的に受講可能だが(オランダ語を勉強しているなら話は別)、現地学生向けの授業は特にレベルが高く、留学生向けの授業は比較的易しめになっている。因みに自分が一年間で受講した授業はすべて留学生向けのもの。授業は週に3コマ×2時間という感じでかなりゆとりがあったので暇な時間は英語学習に充てていた。Netflixというサイトを使って洋画を観たり、BBCNewsを読んだり、日記を書いたり他の留学生と雑談したりすることで4技能の向上を試みた。

生活について

前期はバングラディッシュの学生とルームシェアをしていたのだが、生活のリズムがなかなか合わなかったことからストレスを感じることも多かった。少しでも英語に触れる機会を増やそうということで決めたルームシェアだったが、自分には一人になる時間が必要だと感じ、後期は一人部屋に移動した。結果、勉強の効率や生活、睡眠の質は向上したように思われるが、外に出る機会が減ったように感じた。食事に関しては、寮食がなかったので、自炊するか外食のどちらかだったが、幸い日本食の店やスーパーが多くあったので、あまり苦労することはなかった。キッチンが共有だったので外国人留学生とお互いに自国の料理を作って一緒に食べたりすることもあり、食事の時間は良い文化交流の時間だったと思う。

留学で得たこと

自分の生活をコーディネートする力。日本では実家暮らしだったので、親に任せきりだった料理や洗濯、掃除などの面で自立できたのは大きい。また、英語力も一年前と比べるとかなり伸びたように感じる。しかし何よりも成長したと感じるのは、色んな国からの留学生と触れ合う中で、自国の文化を客観的に見つめることができるようになったこと。日本にいては当たり前で終わってしまう日本人の素晴らしいところ、例えば仕事に対する責任感だったり、また逆に日本人が外国人に倣うべきところ、相手が年上であっても自分の意見をはっきり述べるなど、これは海外である程度の期間を過ごしたからこそ気づけたことだと思う。

後輩へのアドバイス・知の森基金へ一言

皆さんが想像している留学と実際の留学はもしかしたら少し違うかもしれません。私も留学に行く前はベルギーでの華々しい毎日を想像していました。もちろんそういう一面もあります。向こうで本当に素晴らしい仲間たちに出会って、本当に一生忘れられないような素晴らしい時間を過ごしました。様々な文化の違いに触れながら過ごす刺激的な日々です。しかし毎日楽しいことばかりではありません。全く知らない地で、全く知らない人たちと一から関係を築くというのは努力を要するものです。特に留学当初は自分の英語力の低さから他の留学生と思ったようにコミュニケーションが取れず、悔しい思いをし、日本にいる間にもっと英語を勉強しておけばよかったなと痛感しました。あと、留学中は大学の授業も週3コマ程度でバイトも許可されていなかったので、自分が想像していた以上に一人で部屋で過ごす時間が多かったです。この時間を有効に使えるか否かが留学の成功を大きく左右すると思います。特に留学で英語を伸ばしたいと思っている人なら、この時間をフル活用して英語学習に充てるべきだと思います。とは言っても、せっかく海外にいくので、その国でしか経験できないことを思いっきりしてきてください。留学で得られた経験や仲間はきっと一生物の宝になります。

最後になりましたが知の森基金の方々、皆さんの寛大なご支援のおかげでこのような素晴らしい留学体験をさせていただくことができましたことを心から感謝しています。学生の中には経済的理由で留学を諦めてしまう人がまだまだ多くいると思います。今後、少しでも多くの後輩たちが自分と同じように留学へ行って素晴らしい体験ができるように、この留学給付金の制度をぜひ続けていってもらいたいと思っています。