郷間 彩姫

ポーランドが教えてくれたこと

短期留学

郷間 彩姫さん

人文学部人文学科
留学種類:交換留学
留学期間:2014年10月~2015年6月
留学先:ポーランド ワルシャワ大学

留学先大学について

ワルシャワ大学はポーランド屈指の名門大学です。街の中心からバスで10分、観光地であるワルシャワの美しい旧市街までは徒歩10分程度の非常に立地が良い場所にメインキャンパスを構えています。キャンパスは街に点在していますが、どれも通学用に使うゾーン1(ワルシャワ市内)の定期券内にあります。留学生に対するサポートは整っていると思います。アジアからの留学生担当の方は問題が起きても迅速に対応してくれました。大学側だけでなく、メンター(チューター)制度を設けるなど、ESN(Erasmus Student Network)という学生団体も留学生をサポートしてくれます。また、ポーランドにおいて、この分野では最難関と言っても過言ではない日本学科があり、日本を含めアジアに興味を持つ優秀な学生たちが勉学に励んでいます。日本学科の授業のお手伝いをしたり、イベントに参加させていただいたりする機会もありました。

学習面について

基本的に留学生は履修に関して融通がきくので、ポーランド語の授業以外には経済学部や英語学科、英語教育学科の授業などを自分の興味に合わせて受講していました。先生によって授業のスタイルは違いましたが、共通して言えることは、「日本ではどうなの?」と聞かれることです。ワルシャワ大学では留学生をたくさん受け入れていますが、正規生向けの授業では留学生、その上、アジアの学生が自分ひとりだけ、ということも珍しくありません。初めは先生もクラスメイトも興味津々になって聞いてくれることに慣れず、自分の知識不足に気を落とすこともありました。しかし、日本を少しでも理解してもらえるチャンスだと思って、自分なりに日本のことを伝えようと努力しました。その結果、外国の文化・歴史・慣習・言語などのことを勉強したとしても、今まで以上に日本を意識するようになり、自国と他国を対比しながら考える面白さを知ることができました。

生活について

ワルシャワはとても暮らしやすい街です。公共交通機関が発達していて、ショッピングセンターやスーパーも充実しています。寮や大学はもちろん、カフェや街中でさえも無料でWi-Fiが使えるので便利でした。そのような都会の部分もありながら、街には緑のあふれる公園が沢山あります。休日には、寮の隣にあるワジェンキ公園を散歩したり、そこで夏の間だけ毎週日曜日に開催される無料のショパンピアノコンサートへ行ったりしていました。私のお気に入りの休日の過ごし方は、朝ごはん市(Targ Śniadaniowy)へ行くことでした。週末になると緑地に出店が並び、ポーランド料理だけでなく、様々な国の料理をピクニック感覚で楽しむことができます。このように、外食することも多かったのですが、できるだけ寮の共同キッチンで自炊するように心がけていました。自分の健康管理のためにもなりましたし、寮に住んでいる他の留学生との交流も生まれました。

留学で得たこと

留学を通して、本当に視野が広がったと思います。留学前は、ただ漠然と「日本をアピールする仕事がしたい」と考えていましたが、ポーランドで行われる日本祭りに約半年間、実行委員会のお手伝いをしながら運営側から関わらせていただき、将来のありたい姿がより明確になりました。また、友達の実家でポーランドのクリスマスを経験したり、ヨーロッパ中を旅行したり、ポーランド人の子供たちが参加するアジアンキャンプのボランティアへ行ったりして、留学中に大学以外でも多くの人々と出会い、様々な考えがあることも知りました。今までは「日本」という視点からしか、物事を考えていなかったように思いますが、今は、ポーランドを中心とした「ヨーロッパ」という視点も少なからず持つことができたと感じています。留学をして得たものの中で一番実感しているものは、視野が広がり選択肢が増えた、ということです。

後輩へのアドバイス

留学をすることに少しでも興味があるのなら、真剣に考えてみてください。留学はきっと良い変化をもたらします。留学をしてみて、「若いうちにいろいろ経験したほうがいい」というものには、本当はその前に「体力があって、まだ頭が柔らかい」という言葉が隠されていると思いました。いろいろ経験するのには体力がいるし、価値観が形成される前の柔軟な頭を持っているのは、やはり若いときであるからです。幸い、信州大学は留学制度が整っていて、担当のスタッフの方々は熱心にサポートしてくれます。だからこそ、もし留学したいという気持ちがどこかにあるのなら、学生である今のうちに行動を起こしてみてください。きっと充実した毎日が待っています!