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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第34回 法科学的検査の現状と課題

開催日
: 平成30年3月1日(木)
オーガナイザー
: 法医学教室 教授 浅村 英樹
演題
: 法医解剖における薬物スクリーニングの現状と取り組み
講師名
: 法医学教室 助教 林 德多郎

近年、薬物が関連する事件・事故にしばしば遭遇し、法医解剖における死因究明のための薬物分析が果たす役割は、極めて重要な位置を占めていると言える。そこで本講演では、日々実施している薬物スクリーニングと法医薬物分析の品質管理を目的とした精度管理体制の取り組みについて紹介する。

演題
: DNA型を用いた個人識別とその活用
講師名
: 法医学教室 助手 佐藤 紀子

現在では極めて高い精度でDNA型による個人識別が可能となっている。しかしながら、断片化した劣化DNA試料においては、まだまだ精度の高い鑑定とは言えず多くの課題が残っている。このような劣化DNA試料も分析可能なシステム作りと、法医試料としての硬組織試料(骨や歯)からの最適なDNA抽出法の検討を進めている。講演ではこれらの研究を厚生労働省の「戦没者遺骨DNA鑑定事業」と共に紹介したい。