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研究トピックス

インフォーマルセミナー in 信州

第35回 心臓再生への挑戦

開催日
: 平成30年5月31日(木)
オーガナイザー
: 再生医科学教室 教授 柴 祐司
演題
: 心筋細胞移植後不整脈のメカニズム解明
講師名
: 外科学第二教室 助教(特定雇用) 市村 創

多能性幹細胞由来心筋細胞移植による心筋再生の実現化が期待される一方、私たちは心筋細胞移植後に心室性不整脈が誘発されることを世界で初めて報告した。本講演では心筋細胞移植後不整脈のメカニズムと解決方法の解明に関する私たちの取り組みを紹介する。

演題
: 多能性幹細胞由来心筋細胞の成熟化
講師名
: 外科学第二教室 技能補佐員 田中 夕祈

成人の心筋細胞はほとんど分裂能がないため、ヒト心筋細胞を対象とした研究は困難であった。しかし、現在では多能性幹細胞(ES/iPS細胞)から比較的容易に心筋細胞が作製できるようになり、再生医療だけでなく、疾患メカニズムの解明、ドラッグスクリーニングなど幅広い応用が期待されている。しかし、多能性幹細胞由来心筋細胞は未熟な心筋細胞であり、未熟性が実用化への大きな課題となっている。本講演では、未熟心筋細胞の成熟化に関して、現在までに試みられてきた成熟化へのアプローチについて自験例も含めて紹介する。