信州大学の本部の内部部局、人文学部、経済学部、法曹法務研究科、理学部、そして全学共通教育を担当する全学教育機構、信州大学生協本部がある松本キャンパスは、松本市内にあります。信州大学は、その理念に、信州の豊かな自然を大切にすることを記し、教育目標の中で、かけがえのない自然環境を大切にする人材の養成を社会に約束しています。この理念・目的のもと、松本キャンパスでは、環境マインドをもつ人材を養成する実践的な環境教育基盤になるエコキャンパスを、学生と教職員と生協職員が一体となって手づくりで構築し、発展させてきました。そして、2007年10月には、環境認証の国際規格であるISO14001の認証を取得しました。この認証取得範囲には、諏訪市にある信州大学山岳科学総合研究所の山地水域環境保全学部門が含まれています。
なお、松本キャンパス内にある医学部と医学部附属病院も、エコキャンパスの構築に取り組み、2009年にISO14001の認証取得の予定です。

信州大学生協も信州大学と連携して環境活動を展開しています。売店では、書籍コーナーに環境専門コーナーを設置して充実させるとともに、食堂では、学生ボランティアサークル洞楽村（どうらくむら）が地域で栽培した新鮮な野菜をサラダバーにならべ、地産地消活動の実践をとおして食育から学ぶ環境活動を推進しています。
松本キャンパス環境ISO学生委員会は、エコキャンパス全域に適用されるゴミ・資源分別基準の策定やごみ分別率調査を行い、キャンパスのゼロエミッション化へ向けた活動を推進しています。学生委員会が制作した環境教育用DVD教材は、全学生を対象とした環境ガイダンス教育に使用されています。 さらに、毎年、4月の入学時に新入生へ配布するエコバックのデザインを担当しています。松本キャンパス環境ISO学生委員会の熱い思いが入ったエコバックが、毎年4月に全新入生の皆さんをエコキャンパスで温かくむかえます。