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信州大学医学部附属病院 新外来棟の完成を祝う

09年05月11日

信州大学医学部附属病院は、新外来棟完成の記念式典を4月21日(火)に挙行しました。式典には、国会議員、文部科学省、地元自治体、建設関係者及び大学関係者などやく200名が出席しました。


式典では、小池病院長が平成3年から始まった4期にわたる「信大病院施設整備計画」の概要や、患者さんの人権を尊重した先進的医療、次代を担う国際的な医療人の育成、心と技の調和した医療の実践などの決意を述べました。続いて小宮山学長が挨拶し、小坂衆議院議員(代理代読)、新木文部科学省高等教育局医学教育課長(小林文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室長代読)、板倉長野県副知事、坪田松本市副市長がそれぞれ祝辞を述べました。


また、祝賀会では、小池病院長が挨拶し、勝山前病院長(現長野県衛生部病院事業局長)、大西長野県医師会長が祝辞を述べ、久保医学部長の発声で乾杯、和やかに歓談しながら新外来棟の完成を祝いました。


新外来棟は、従来の外来棟の後ろ側に位置し、地上5階、地下1階建てで屋上にはヘリポートを有し、延床面積約一万五千九百七十四平方メートル。
総工費は約五十七億円、工期は平成19年1月の着工から2年の歳月をかけて平成21年1月に竣工しました。


昭和41年5月に竣工した既存の外来棟は、開院からすでに40年あまり経過し、建物・施設の老朽・狭隘化により、現在の診療・教育・研究を担うには十分な機能を持つ施設とはいえなくなり、病院全体の整備計画を行うこととなりました。


整備計画は、「高度な医療を提供する地域中核医療機関にふさわしい快適医療空間の創造」を基本理念とし、日照率の高い地域性をいかした太陽光発電、厳寒の松本の気候に対応した床暖房やエコロジーガーデンを配し、環境と快適性に配慮した医療空間の創造を目指しました。
また、スタッフと患者さんの動線を分け、案内表示を大きくすることでよりわかりやすく、コーヒーショップや松本市と提携した図書室を設け、展望レストランやホスピタルモールなどの憩いのスペースを多く設置したことで、従来にない療養空間を創造しています。大きく開けたエントランスホールでは、音楽会などの開催も可能で、3月にはプラハ音楽大よりコチ教授を招いてのチェロコンサートが開催されています。


今後さらに既存外来棟の撤去、駐車場の整備を経て、平成22年度中には新しい信州大学医学部附属病院の全貌が見える予定です。


現在、新外来棟での診療が開始されておりますが、診療科の受付や予約方法など、従来と変わった点もございますので、一度信州大学医学部附属病院のホームページをご確認いただけますと幸いです。


ご不明な点等ございましたら、こちらをご確認のうえ、該当窓口までお問い合わせください。