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お知らせ

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田中 杏里さん (M1)・乾 滉平さん (D2)・広重 聖奈さん (D3) が東海高分子研究会で優秀口頭発表賞

2020.11.17


11月7日にオンライン開催された東海高分子研究会学生発表会において、大学院総合理工学研究科 修士課程1年 田中 杏里さん (高坂 泰弘 研究室)、大学院総合医理工学研究科 博士課程2年 乾 滉平さん (鈴木 大介 研究室)、同 博士課程3年 広重 聖奈さん (鈴木 大介 研究室) が優秀口頭発表賞を受賞しました。高分子学会東海支部では、未来の研究者・技術者の育成のために、優秀な発表を行った大学院生を対象に顕彰を行っています。例年、夏期合宿でのポスター発表に対して表彰者を選出していましたが、今年はCOVID-19感染拡大防止のためにオンラインでの口頭発表による開催となり、優れた研究発表を行った学生に「東海高分子研究会優秀口頭発表賞 (発表39件中9件が受賞)」が授与されました。



受賞演題 (田中さん) : 共役置換反応による室温での分解が可能な不飽和ポリウレタンの開発

研究概要 : 化学刺激により分解する高分子を研究する中で、僅かな刺激でも連鎖的に分解するポリウレタンの開発に成功しました。実験では二酸化炭素を放出しながら高分子が分解する様子が観察され、分子構造解析から設計通りに分解反応が生じたことが実証されました。




  

受賞演題 (乾さん) : 化学振動反応を駆動源とするゲル微粒子のコアシェル化による機能創出

研究概要 : ゲル微粒子の内部構造と反応基質の拡散に注目し、温度応答性のハイドロゲルから構成されるシェル層を付与した新規ゲル微粒子を開発することで、振動挙動の制御を可能にしました。






  

受賞演題 (広重さん) : 不純物を含まずに形成したラテックスフィルムのナノ構造と力学特性

研究概要 : 高分子微粒子と水から成るラテックス分散液は乾燥させるとフィルムを形成することから、塗料・接着剤・化粧品等に利用されています。一般的に、これらの微粒子から形成されるフィルムは弱いため、多くの添加剤が導入されています。本研究では、硬さを段階的に変化させた微粒子を作製し、分散液を乾燥させる際の温度に着目することで、添加剤なしにフィルムの力学特性が大きくなることを明らかにしました。


今回の学生発表会では、優れた質問を行って活発な議論の場の形成に貢献した学生に対して「東海高分子研究会優秀質問賞 (対象者78名中7名が受賞)」が授与され、大学院総合医理工学研究科 博士課程1年 風間 茜さん (写真左;高坂 泰弘 研究室)、ならびに同 本田 健士郎さん (写真右;鈴木 大介 研究室) が受賞しました。

 

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