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応用生物科学科 新井 亮一 准教授の研究グループ、100℃でも変性しない人工タンパク質を開発

2020.02.19


新井 亮一 准教授 (応用生物科学科・先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所) らの研究グループは、ナノブロックとしてこれまでに開発していた人工タンパク質「WA20」の安定性を飛躍的に向上させることに成功し、その変異体「SUWA (Super WA20)」の変性中点温度 (Tm) は122℃であることを明らかにしました。4本ヘリックスバンドル柱状二量体人工タンパク質 WA20 (Tm = 75℃) に5箇所のアミノ酸変異を挿入したSUWAは、水の沸点 (常圧) のような高温環境下でもその構造を安定に保つことができます。長さ約10 nm、幅約 3 nmのSUWA (X線結晶構造解析/小角X線散乱解析より) をナノスケールの柱状ブロックパーツとして利用すれば、天然タンパク質にはない構造や機能を持つタンパク質ナノ構造複合体を創製できる可能性があります。

本成果のプレスリリース (資料) を2月17日に行いました。本成果をまとめた論文「Hyperstable de novo protein with a dimeric bisecting topology (和訳:二量体交差型トポロジーを持つ超安定化新規人工タンパク質)」はACS Synthetic Biology誌の2月号に掲載予定で、先行して同誌電子版に1月17日より公開されています。

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