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杉山雄士さん (M1)・本間和雅さん (M1)・広重聖奈さん (M2) が東海高分子研究会で受賞

2017.09.05


大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 化学・材料分野1年の杉山 雄士さん (吉田 裕安材 研究室)、同分野1年の本間 和雅さん (髙坂 泰弘 研究室)、ならびに同分野2年の広重 聖奈さん (鈴木 大介 研究室) が、9月1・2日に愛知県で開催された第161回東海高分子研究会講演会において学生研究奨励賞を受賞しました。本年度は57件のポスター演題のうち11件が同賞に選出されました。受賞演題はそれぞれ、「超撥水性シクロデキストリン不織布の繊維径制御による機能性の向上」(杉山さん)、「酸クロリド代替モノマーとしての2官能性アシルトリアゾールの開発」(本間さん)、「超分子架橋アクリレート微粒子がフィルムの強靭性へ与える影響」(広重さん) でした。


研究概要 (杉山さん) : 吉田研究室では近年、低分子化合物を直接紡糸可能な手法を開発しており、これまでにある種のシクロデキストリン誘導体から超撥水ファイバー材料が作製できることを報告してきました。本発表では、そのファイバー径を制御することで、撥水性を更に高めることに成功しています。このような研究は、天然物を用いた安全安心な撥水材料の開発にも貢献できると期待されます。

研究概要 (本間さん) : 繊維やPETボトルに利用されるポリエステルは、高温高真空下や酸性ガス発生下のような過酷な条件で合成されます。髙坂研究室ではイハラニッケイ化学工業株式会社と共同で、より穏和で安全なポリエステル合成法を開発しました。本研究では、従来のジカルボン酸クロリドに替えて2官能性アシルトリアゾールという新モノマーを合成し、これが適切な触媒、温度でポリエステルに誘導できることを見出しました。副生成物は無毒で、環境負荷やエネルギー節約の点から期待が持たれています。

研究概要 (広重さん) : ロタキサン架橋したエラストマー微粒子分散液を、滴下して室温で乾燥させるのみで、9倍ほど伸びる強靭なフィルムの作製することに成功しました。本研究は、添加剤や後処理なしでフィルムに強靭性を付与できることから、化粧品分野、医療分野への応用が期待されます。


左から杉山さん, 本間さん, 広重さん