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清田龍太朗さん (M1)・羊 鎏さん (M2)・朱 春紅 助教 (先進繊維・感性工学科) がTBIS 2017で受賞

2017.05.28


5月16~19日に中国・武漢市で開催された第10回Textile Bioengineering and Informatics Symposium (TBIS 2017) において、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 機械・ロボット学分野1年の清田 龍太朗さん (若月 薫 研究室) と理工学系研究科 感性工学専攻2年の羊 鎏さん (高寺 政行 研究室) がそれぞれ、優秀ポスター発表賞 (全83演題のうち5件が受賞) と優秀学生論文賞 (全125受理論文のうち5編が受賞) を受賞しました。さらに先進繊維・感性工学科、先進繊維工学コースの朱 春紅 助教も、優秀論文賞 (全57受理論文のうち5編が受賞) を受賞しました。清田さんと羊さんは研究・発表内容に加え、各自の研究に対する情熱・粘り強く目標に向けてやり抜く挑戦的な姿勢が、そして朱助教は論文発表内容に加え、研究成果の応用性が高く評価されました。


受賞ポスター演題「Evaluation of thermal protection of Japanese firefighter helmet and its improvement to thermal insulation」(清田さん)
研究概要 : 消防士が消火活動時に着用する防火ヘルメットに求められる性能は、炎や熱に対する防護、視界の確保及び顔面の保護、落下物や飛来物に対する耐衝撃・耐貫通、高所から墜落した際の頭部の保護です。しかし、防火ヘルメットの構成部材の一つである発泡体の衝撃吸収ライナーは熱に弱いため、耐熱性の向上は熱傷防止に加え、防火ヘルメットの耐衝撃性を確保するために喫緊の課題です。本研究は、消火活動時に頭部が受ける熱リスクを想定した防火帽の加熱実験、及び熱伝達過程の分析を行うことで現状の課題を明らかにし、耐熱性の向上と衝撃吸収性の担保を目標とした、熱に強く軽量・安価な断熱材料の選定、最も効果的に熱伝達を抑制する断熱材の配置位置の検討、実験による検証を行いました。

左から羊さん、朱 助教、清田さん


受賞論文題目「Mechanical similarity for three-dimensional fabric drape considering bending rigidity and shear stiffness」(羊さん)
研究概要 : 衣服シミュレーションの実用化が進められています。しかし、布の種類によってはシミュレーション結果が実際の衣服と異なるという問題点があり、シミュレーションシステムの適合範囲を布の物性として示す方法も公表されていません。布の三次元変形であるドレープにおける相似則が成立すれば、異なるドレープ性の布がシミュレーションで表現できるかどうかを知ることにより、同システムのシミュレーション能力が評価できると考えました。本研究では、布のドレープにおける相似則を明らかにするため、寸法の異なる布のドレープテスト及びドレープ係数と布物性の関連性分析を行い、基本的な布の物性パラメータを調査し、布のドレープ係数、布の物性及び幾何学のパラメータとの関係を示しました。

受賞論文題目「A design method of hollow structure woven fabric」(朱 助教)
研究概要 : 三次元中空構造のテキスタイルは、身の回りの繊維製品や複合材料の基布として飛行機のボディや建築材料など、幅広い用途に使われています。本研究は耐衝撃性のテキスタイルコンポジットを開発することを目的とし、まずは、三次元中空構造織物をドビー織機やジャカード織機で製織できる設計方法を提案しました。[(N+1)-N] 層の中空構成を設計し、その最小リピートのたて、よこ糸本数を層数N及び交錯数nにて表しました。また、Nやnを変更することで中空構造の層数や中空のサイズを自由に変更することができました。最後に、Digital Fabric Systemを用いて中空構造のシミュレーションを行い、ジャカード織機で製織を行いました。