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国際ファイバー工学研究所 高寺政行 教授らによる「日中ファッション感覚調査」

2015.11.20

国際ファイバー工学研究所・所長の高寺 政行 教授、金 炅屋 助教らが実施した日中両国のファッション感覚の違いに関する研究を紹介した記事が、11月20日付の信濃毎日新聞朝刊に掲載されました。


本研究は、2013年春に東京と北京、それぞれのデパートで販売されている日中両国の代表的なアパレルメーカーのジャケットを中心に5~10点を購入し、素材や色、シルエット、デザインの強調点、縫製など7項目について、両国の大学教員やデザイナーら、専門家5人ずつが点数制で評価したものです。日中の専門家によるこうした評価は初めての試みであり、その結果は論文として取りまとめられました。


調査の結果では、"日中両国ともに売れる"、"日本では売れるが中国では売れない"、"中国では売れるが日本では売れない"、の3つのパターンが明確に現れました。高寺所長らは「日本で売れるからといって、必ずしも中国で売れるとは限らない。関連業界は、両国の感覚の違いを踏まえなければ、中国で販売を伸ばすのは難しい。」と話しています。調査の中で、"日本は丁寧な縫製重視"、"中国は色やデザイン優先"、という傾向も見えてきました。高寺所長は「思った以上に中国で日本製の人気がなかった。仕上がりは良いが平凡に見える。」と指摘し、金 助教は「中国の人はデザインの面白さを感じないと、縫製のチェックまでいかない。」と話しています。


信大ファイバー工学研究所.jpg

取材を受ける金 炅屋 助教 (左) と高寺 政行 教授

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