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太田 和親 特任教授が2021年日本液晶学会討論会にて著作賞を受賞

2021.09.21


9月15~17日にオンラインにて開催された2021年日本液晶学会討論会において、太田 和親 特任教授が2021年度著作賞を受賞しました。この賞は、液晶に関する科学および技術の基礎的研究およびその実際的応用に関する優秀な著書の著者、訳者または編者に授与されます。(本書は太田 特任教授が単独で英文で書き下ろされた分子集合分野の専門書です。)著書名は"Physics and Chemistry of Molecular Assemblies"で、World Scientificから2020年4月6日に発行されたものです。 ISBN 978-9811215780. 詳しい内容はこちらからご覧いただけます。


受賞理由 : 本書は、太田 和親 特任教授が長年にわたって、独自に開発してきた液晶のX線構造解析の根本原理を、「黄金則」や「逆格子法」などから、詳しく解説した英文の教科書です。その中では、「液晶は、線形代数学の言葉から言えば、部分空間の直和と表現できる。」という新しい概念も提示されています。したがって、本書を読むと液晶の見方が従来とは画期的に変わると思われます。本書は初心者にも理解できるように結晶学の基礎から書かれており、結晶多形,実際の液晶のX線構造解析について記されています。このようなX線液晶構造解析の教科書は世界的にも例がなく、今後、本書は液晶分野の発展に大きく貢献すると確信できます。

 

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