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化学・材料学科 高坂 泰弘 准教授ら、アスピリンからビニールを合成する手法を開発

2019.05.19


高坂 泰弘 准教授 (先鋭材料研究所/化学・材料学科) らは、頭痛薬の主成分であるアスピリン (アセチルサリチル酸) から新しいプラスチックを合成することに成功しました。このプラスチックはいわゆるビニールの一種で、これを分解することでアスピリンの原料となるアセチルサリチル酸と酢酸へのリサイクルが可能になりました。これは石油資源の循環やマイクロプラスチック海洋汚染問題の解決へのヒントとなる画期的な方法です。以上の成果は、2019年5月7日付でPolymer Chemistry誌web版に早期公開されました。翌週にプレスリリースを行い (プレスリリース資料)、14日付の信濃毎日新聞紙面で取り上げられました。


(追記) 11月7日、高分子学会 広報委員会が第28回ポリマー材料フォーラムの発表者の中から7名を「パブリシティ賞 (対外的に発表するにふさわしいと認められたもの)」に選定しました。高坂 准教授の「化学分解・ケミカルリサイクルが可能なビニルポリマーへの挑戦:脱水アスピリンのラジカル重合」にも同賞が授与されました。

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