加齢生物学教室について

教室の概要

超高齢者社会を迎え、平均寿命が90歳に迫ろうとしている我が国における、医学、生物学おける最重要課題:

なぜ(Why)、どのように(How) 生物は老化するのだろうか?
生理的機能が衰え、老年病を罹患する機構とその予防法は?

私たちの研究室では、促進老化・短寿命で様々な老化関連病態を自然発症する老化促進モデルマウス (Senescence Accelerated Mouse: SAM) や、そのほかの老化関連疾患のモデルマウスやラットを遺伝学的及び分子生物学的に解析することにより、「老化や老化関連疾患のメカニズムの解明と予防、治療法の開発」の解明を目指しています。

主な研究テーマ

1.モデル動物を用いた老化病態の遺伝学的研究

  1. アミロイドーシスの分子遺伝学的解析
  2. 疾患モデルマウス・ラットを用いた遺伝子機能の解析

2.老化促進モデルマウス(SAM)を用いた老化・加齢の分子生物学的研究

  1. 老化や寿命を規定する遺伝的要因の解析
  2. 骨粗鬆症、高脂血症等の老化病態の遺伝的解析
  3. 抗老化処方の開発

3.松本市熟年体育大学をフィールドとした解析

  1. 高齢者における運動処方と遺伝的要因との関連の解析