研究・業績

研究テーマ

医師、技師の垣根を超え、多数の共同研究を行っています。臨床検査技師の有する免疫組織学的検査、遺伝子検査の知識、技術を共有する事でより専門性の高い研究を行う事が可能です。
主として、幹細胞マーカー等を用いた消化管腫瘍の臨床病理学的検討(通常型大腸癌、炎症性腸疾患関連癌、胃癌、食道癌など)や、先代教授である勝山努先生らによって世界的に知られるようになった消化管粘液の染色検討を引き継ぎ、癌幹細胞を含む癌の発生のメカニズムとも関連している消化管粘膜の分子生物学的形質発現についても多数の研究を行っています。
また、当院はIgG4関連疾患における本邦有数の研究施設であり、内科、外科、放射線科など他科と連携して病態を解析し、メチル化異常等の解析を行いながら、病因解明に取り組んでいます。更に検体部門と協力し、より精度の高いIgG4測定試薬の開発にも取り組んでいます。