本学建築学科の中谷岳史助教、長野県環境保全研究所、東京理科大学、名古屋工業大学らの共同研究グループは、環境研究総合推進費の環境問題対応型研究の気候変動領域において新規採択を受けました。
https://www.erca.go.jp/erca/pressrelease/pdf/20220310_1.pdf
環境研究総合推進費は、環境省が必要とする研究テーマを提示して広く産学民間の研究機関の研究者から提案を募り、持続可能な社会構築のための環境政策の推進にとって不可欠な科学的知見の集積及び技術開発の促進を目的としています。
中谷助教らの研究チームでは,地球温暖化下の学校建築における健康リスクと消費エネルギーの関係について実測を踏まえて多目的最適化を試み,緩和策と適応策が両立する条件を導く予定です。また、学校建築の断熱・日射遮蔽性能の費用対効果と優先順位を検討して、学校関係者とリスクコミュニケーションを行い ,各立場の意思決定に必要な情報を導き、結果を広く公開してまいります。
課題名称:「気候変動の暑熱リスクに対する学校建築の緩和と適応のシナジー」
研究期間:2022年4月~2025年3月(予定)
問合せ先:信州大学工学部 信州科学技術総合振興センター内 國井(kunii_kumiko@shinshu-u.ac.jp)