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信州大学工学部 電子情報システム工学科

西新 幹彦

情報伝送を数理科学で解き明かし、人知の及ぶ限界を見極める

悟性のないところに情報は存在しない。情報の本質はデジタルであり、不連続である。情報の本質は数式の向こうに透けて見える

悟性のないところに情報は存在しない。情報の本質はデジタルであり、不連続である。情報の本質は数式の向こうに透けて見える

学生は各自が個別の研究テーマに取り組んでいる。だからこそ仲間からの率直な意見は貴重である。親睦も深めなければ

学生は各自が個別の研究テーマに取り組んでいる。だからこそ仲間からの率直な意見は貴重である。親睦も深めなければ

通信、放送、情報記録などはすべて情報源から受信者へ情報が届けられる過程とみなすことができます。西新研究室では様々な情報伝送システムを数理モデルで表現し、性能の理論的な限界を探求しています。例えば、ネットワークでの動画配信などのストリーミング技術では、滑らかな再生を実現するために帯域幅とデータ圧縮のバランスを考える必要があります。実用のためのノウハウは蓄積されていますが、事象の背後にある数理は解き明かされたとは言えません。理論的限界を示すことによって今後の改善の余地を見極めることができます。

研究から広がる未来

地震の緊急信号の伝達は、1秒遅れるだけでも甚大な被害の拡大につながります。情報の伝達と遅延の関係を解き明かすことができれば、緊急信号の伝達方法の改善につながるかも知れません。あるいは、もっと高画質の動画をストリーミングで楽しめるようになるかも知れません。

卒業後の未来像

研究を通してプログラミングの技術が身に付きます。また、数理科学の訓練を通して先入観から自由になったり、揺るぎない理解に到達することを体験します。つまり目からうろこが落ちます。

プロフィール

電気通信大学助手を経て2007年より現職。 情報理論とその応用の研究に従事。システムエンジニアの経歴も持つ。

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個人サイト http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/chair/elec001/