教員紹介

白井 真理子

しらい まりこ

白井 真理子

心理学・社会心理学 助教

研究分野 感情心理学,精神生理学

現在の研究テーマ

私たちは,日々喜んだり,悲しんだり,怒ったりするように感情と共に生きています。感情とはどのような特徴をもつものなのか,感情は私たちにとってどのような意味を持つのかについて,実験や調査を用いて研究を行っています。具体的なテーマは以下の通りです。

1.悲しみ感情の特徴とその機能

大切な人を亡くしたとき,目標が達成できなかったとき,「悲しみ」を感じます。悲しみとはいったいどのような特徴を持つ感情なのか,なぜ悲しみを感じるのか,悲しみが私たちにもたらす有益な働きとは何かについて研究を行っています。

2.涙

人はあらゆる場面で涙を流します。涙が頬を伝う理由,そして涙を流すことがもたらす心理的・社会的影響について明らかにする研究を行っています。

3.混合感情

私たちはポジティブな感情,ネガティブな感情を独立して感じるわけではなく,それらが混ざり合った感情を抱くことがあります。そうした混合感情が生み出される場面や特徴を探る研究を行っています。

研究から広がる未来と将来の進路

私たちは社会の中で,あらゆる人と関わり合いながら生きています。感情についてよく知ることは,自分だけでなく他者への深い理解につながります。また,心理学を学ぶことで得られる分析力・論理的思考力は,どのような場所においてもきっと役立つものになります。

主要学術研究業績
  1. Shirai, M., & Soshi, T. (2021). The Role of Bodily Expression in Memory Representations of Sadness. Journal of Nonverbal Behavior, 1-21.
  2. Shirai, M., & Soshi, T. (2020). Neurophysiological foundations of loss and failure sadness differently modulate emotional conceptual processing. The Journal of General Psychology, 1-28.
  3. Shirai, M., & Nagamine, M. (2020). Identifying Positive Features of the Sadness Prototype. Perceptual and Motor Skills, 127(6), 1015-1032.

その他の業績は(https://researchmap.jp/mashirai)をご覧ください。

所属学会と学会での活動

International Society for Research on Emotion,日本心理学会,日本感情心理学会,日本生理心理学会,日本基礎心理学会,関西心理学会

経歴

2017年同志社大学大学院心理学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。同志社大学心理学部特別任用助教,助教を経て現職。

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