教員紹介

もりやま しんや

護山 真也

哲学・芸術論 教授

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久遠―研究論文集―

早稲田大学仏教青年会

 Fragment & Transmissionシンポジウムにて、早稲田大学大学院の佐々木亮氏より、ご恵贈いただきました。早稲田大学仏教青年会から発刊されている研究論文集『久遠―研究論文集―第3輯』(2012年3月)です。新進気鋭の仏教研究者が執筆した諸論文が掲載されています。  私も昔、東京大学仏教青年会でお世話になっていたときに、『仏教文化研究論集』の編集などをやっていました。大学院生が中心になって論文集の編集・発刊を行う伝統は、何処も同じなのですね(今回の『久遠』の編集幹事は三代舞さんと佐々木亮くん)。  どうやら早稲田大学仏教青年会のHPは閉鎖されているようで、過去のバックナンバーの情報は分かりません。しかし、この第3輯に限っても、仏教認識論関係の論文が四本収録されており、この分野にとって貴重な論文雑誌であると言えるでしょう。

掲載論文

1. 『識身足論』における論理的包摂関係をめぐる対論(飛田康裕) 2. Ālambanaparīkṣāにおけるālambanaの定義について(伊藤康裕) 3. Dharmottaraによる意知覚解釈の特徴(林慶仁) 4. 「プラマーナ」(pramāṇa)という語のもつ二つの意味とその関係――仏教論理学派とニヤーヤ学派――(三代舞) 5. ダルマキールティのnigrahasthāna解釈(1) ――asādhanāṅgavacanaについて――(佐々木亮) 6. カマラシーラ以降の修行論における菩提心の定義に関する一考察――特に発趣心(prasthānacitta)の定義をめぐって――(佐藤晃) 7. シュリーハルシャによる識のsvaprakāśa論証(真鍋智裕) 

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