いとう つくす
伊藤 尽
英米言語文化 教授
教員 BLOG
一覧を見る第14回国際サガ学会(ウプサラ)
8月の8日に出国し、第14回国際サガ学会に参加し、その後、ルーン石碑の取材をしながら600km以上に及ぶ車の運転をして、20日に帰国しました。 第14回国際サガ学会はこちら。
← メイン会場となったアウレ講堂での開会式の様子。 僕自身の収穫も大きかったのですが、この学会で、日本人が研究発表を行ったのが初めてだということで、とりあえず先鞭をつけることができてよかった と思っています。
これまでも発表はなくとも多くの日本人研究者が参加してきた学会なだけに、これから更に多くの研究者の発表があるのでは、と思えば楽しみです。 実は、この学会で、前回開催された英国のダラム—ヨークでのこと、最終日の閉会パーティの席で、信州大学人文学部の故水野知昭教授への献杯が捧げら れていました。 日本アイスランド学会の会長も務められたことがある故水野先生の死は突然で、世界的にも有名な論文を書く論客だっただけに、その時も何人かの人たちからお 悔やみの言葉を戴きました。
そういうわけで、僕が国際サガ学会で研究発表を行ったことが、学会や研究会でお世話になった水野先生への御恩返しになれば、とも思いました。そう考 えますと、今年度赴任してすぐ学会に行けたことは不思議な気も致します。発表が成功したのも、水野先生のお陰かも知れません。
次回の学会でも、発表をきちんと行えるよう、また研鑽を積む覚悟ができました。
昼食はランチボックスが支給されました。これは或る晴れた日の様子。