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いいおか しろう

飯岡 詩朗

英米文学 准教授

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コミュニティシネマ

映画で観る〈松本今昔物語〉

松本市街地を中心にコミュニティシネマ活動を行っているNPO法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクトがこの3月でNPO設立1周年を迎えた。
一足先にすでに2月にはその記念上映第1弾として「覆面上映会」が行われたが、この3月25日(日)に第2弾として、この秋開催の松本市市制施行100 周年市民提言事業〈映画で観る「松本今昔物語」〉のプレイベントもかねた上映会が行われる。上映作品は、独立プロ製作、家城巳代治監督の『姉妹』。 1955年公開の家族映画/青春映画である。下の画像の文章にもあるように、松本の市街地でロケが行われた作品であるため今回の上映会に登場することと なった、隠れた名作である。


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「松本ロケ」と言えば、圧倒的にTVドラマ『白線流し』が有名だが、映画では、松本深志高校を舞台とした『さよなら、クロ』(松岡錠司監督、妻夫木聡主 演)あたりががいちばん有名だろうか。こころみに、ウェブ上のフリー百科事典『ウィキペディア』で「松本市」を引いてみると、「映像系作品」の「映画」の 項にそれ以外に以下のような映画が並んでいる。

『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』
『ロックよ、静かに流れよ』
『日本の黒い夏・冤罪』
『いま、会いにゆきます』
『ミラーを拭く男』
『時をかける少女』
『家なき子』
『草の乱』

見落としているもの、見たけれどほとんど憶えていないものもあるので、断言はできないが、松本を舞台とした映画なのか、松本でロケをした映画なの か、あるいは、松本を舞台として松本でロケをした映画なのか、判然としないリストである。(言うまでもないが、物語上の舞台と、実際のロケ地が一致しない のは映画ではごくありふれたことである。)
いずれにしても、この秋開催の〈映画で観る「松本今昔物語」〉では、ここに挙げられていない隠れた名作(迷作)も含め、松本CINEMAセレクトが中心 となって発掘した「松本ロケ」の作品がスクリーンに登場することになる。そして、おそらくその多くが、その機会を逃すと(首都圏をのぞけば)二度とスク リーンでは観ることのできない作品になるだろう。
今回〈映画で観る「松本今昔物語」〉プレイベントで上映される『姉妹』もこの機会を逃すと、(首都圏をのぞけば)おそらく二度とスクリーンでは観ること のできない作品である。半世紀以上前の松本の風景が記録されているだけでも十分見ものだが、野添ひとみ、中原ひとみの瑞々しい美しさも必見である。
3月25日は、万難を排して、ぜひともMウイング(松本市中央公民館)6階ホールに駆けつけていただきたい。幸い、日中の上映なので、映画の後は、スク リーンに映し出されていた縄手通りや旧市庁舎跡(現在はそれを模した公団が建っている)などをめぐり歩くのも楽しいだろう。(変わり果てた姿にがっかりす るかもしれないが。)

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