教員紹介

いいおか しろう

飯岡 詩朗

英米言語文化 教授

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シラバス 授業関連 英米言語文化演習(-2006)

シラバス:英米言語文化演習[2004年度]

【開講期】通年
対象学年:2〜3年次生
【曜日・時限】金・3

【授業のねらい】
映画研究の基礎となる知識を習得しながら、作品論を中心に研究の実例にふれ、研究の方法論、論文の書き方を学びます。

【授業の概要】
前期は、ルイス・ジアネッティ『映画技法のリテラシー』を手がかりに、映像テクスト分析の土台となる映像表現技法(ミザンセン、シネマトグラフィ、編集(モンタージュ)を中心に)を学びます。
前期後半以降は、30〜50年代のハリウッド映画を研究対象とします。原則として、1つ(あるいは関連する2つ以上)の作品に授業3回分を充て、その中で、公開当時の時代状況(政治・経済・文化等)と同時代の映画評を確認した上で、作品論等の研究論文を購読します。 
毎回、数人が発表(要約、問題の提起等)をし、その後、解説、ディスカッションを行います。
卒論作成を念頭においた高年次生による研究発表も行う予定です。

【成績評価の方法】
授業への参加度(単なる出席ではなく授業内での発言など)、発表、レポートによって総合的に評価します。とくに、前期末と後期末のレポートを重視します。

【履修上の注意】
初回に授業の進め方を説明するので、履修希望者は初回の授業にかならず参加してください。 発表者は、単に書かれていることを正確にまとめるだでなく、 それに対する自分の意見を述べられるよう準備しておいてください。発表者以外も、毎回授業前にテクストをよく読み、疑問点(何がわからないか)を明確にし ておいてください。
授業で研究対象とする作品を授業前に見ておくのはもちろん、それに関連する多くの作品を見る努力をしてください。

【授業計画】
前期前半:
・ミザンセン
・シネマトグラフィ
・編集(モンタージュ)

前期後半および後期:
取り上げる作品の候補は以下の通りです。
・『犯罪王リコ』(1930)
・『民衆の敵』(1931)
・『暗黒街の顔役』(1932)
・『類猿人ターザン』(1932)
・『キングコング』(1933)
・『四十二番街』
・『1933年のゴールド・ディガーズ』
・『フットライト・パレード』(1933)
・『駅馬車』(1939)
・『市民ケーン』(1941)
・『サリヴァンの旅』(1941)
・『黒い罠』(1958)
・『サイコ』(1960)

【教科書】
・ルイス・ジアネッティ『映画技法のリテラシー』フィルムアート社
その他、必要に応じてプリントを配布します。

【参考書】
・David Bordwell and Kristin Thompson. Film Art: An Introduction. McGraw-Hill.
・Richard Moltby. Hollywood Cinema: An Introduction. Blackwell
・Timothy Corrigan. A Short Guide to Writing about Film. Longman.
・ジェイムズ・モナコ『映画の教科書 どのように映画を読むか』フィルムアート社.
・石原陽一郎ほか編『映画批評のリテラシー』フィルムアート社.
・宮本陽一郎『モダンの黄昏』研究社.
・長谷正人・中村秀之編『映画の政治学』青弓社.
その他、授業で紹介します。必要に応じてプリントを配布します。

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