平成20年度から成績評価が変わります
07年12月06日
本学では,皆さんの学修成果をより正確にお伝えするため,平成20年度から,新たに5段階評価を導入いたします。
従来は,優・良・可・不可の4段階による評価でしたが,来年度からは秀・優・良・可・不可の5段階による評価となります。評価が細分化されることにより,皆さん自身の学修成果をより正確に知ることができるようになります。
Q.どう変わるのですか
A.現在は「優・良・可・不可」の4段階で成績を評価していますが,「優」の上に「秀」を設け10点ごとの均等評価となります。
平成19年度まで 平成20年度から
評語 点数 評語 点数
合格 → 秀(S) 90-100
〃 優(A) 80-100 → 優(A) 80-89
〃 良(B) 70-79 良(B) 70-79
〃 可(C) 60-69 可(C) 60-69
不合格 不可(D) 59以下 不可(D) 59以下
Q.どんなメリットがあるのでしょうか
A.従来は,80点以上が「優」,70~79点が「良」,60~69点が「可」,59点以下が「不可」(不合格)でした。つまり「優」,「良」,「可」の 3段階が合格でしたが,100点満点で考えると「優」の幅が他よりも大きく,バランスを欠いています。特に優秀な学生に対して,教員が90点以上の成績を 付与しても,結果的にはそれが反映されない仕組みになっていました。そこで,「秀」の成績を加えて合格を4段階に変更することによって,合格の成績のバラ ンスを保つことができ,さらに,皆さんの学修意欲がより高まることが期待されます。
Q.実施時期と対象学生は
A.平成20年4月から,全ての学部及び研究科に在学する学生を対象に実施します。
Q.なぜ在学生も対象になるのですか
A.同じ授業に出席し,同じ試験を受けるにもかかわらず,入学年度により異なる成績基準を用いることは,学生間で不公平が生ずることとなりますので,入学年度にかかわらず,在学する全ての学生を対象とします。
Q.就職に影響はありませんか
A.就職に関しては,企業側が誤解しないような表記をした成績証明書を発行します。「見落とされるのでは?」という懸念もありますが,人事担当者は,その 道のプロですので,しっかりと確認していただけると考えます。むしろ,信州大学は「成績評価に厳密な大学」ということで,より高い信頼を得られるといえま す。
Q.成績証明書はどうなるのですか
A.成績証明書には19年度までの4段階評価と,20年度からの5段階評価が混在することになります。同じ優であっても評価基準が違うため,旧評価科目には印を付け,備考に評価基準を記入して評価基準が解るように記載します。
記載例
