繊維材料学特論
syllabus

科目名 繊維材料学特論
教員名 大越 豊
単位数 2
開講学期 1年2年前期

授業のねらいと概要

ねらい
繊維および繊維の材料である高分子の構造・物性解析法に対する理解を深める。
概要
合成繊維をはじめとするプラスチック(高分子)は成形加工(polymer processing)することで形態と機能を付与されます。この授業では成形された繊維および高分子材料の解析手法について、自ら講義することで理解を深めることを目指します。

授業計画

  1. Introduction:構造解析の重要性
  2. 密度と熱物性
  3. 熱機械物性
  4. 波動工学の基礎 Ⅰ
  5. 波動工学の基礎 Ⅱ
  6. 顕微鏡(複屈折と分子配向)
  7. 電子顕微鏡(SEM、TEM)
  8. X線回折装置と結晶
  9. X線回折の基礎 1 Laue条件
  10. X線回折の基礎 2 Ewald球
  11. X線回折の応用 結晶構造解析
  12. X線回折の応用 結晶化度
  13. X線回折の応用 結晶配向度・小角散乱
  14. 赤外吸収スペクトル 1
  15. 赤外吸収スペクトル 2

成績評価方法

授業への出席と関与(質問等)、発表、およびE-Alpsによる小テストによって評価します。

質問、相談への対応

授業終了後30分をオフィスアワーとし、原則としてこの時間に質問・相談を受け付けます。気楽に質問してください。これ以外の時間については、予めe-mailでアポイントメントを取る様にしてください。

学生へのメッセージ

授業は担当箇所を60分程度で講義してもらい、講義途中および講義後に適宜質問や補足説明を加えるというスタイルを考えています。質疑に加わることで出席としますので、発表者以外は毎回最低1つは質問を出してください。質問対象は発表した内容だけでなく、その回の発表対象部分全部です。予習を兼ねてテキストにひと通り目を通し、質問を考えておいてください。また授業後は、e-alpsを利用した小テストで理解状況を確認してください。

教科書・参考書

教科書
資料ファイルをお渡しします。
参考書
繊維・高分子測定法の技術(繊維学会編)
プラスチック成型品の高次構造解析入門(プラスチック成形加工学会編)日刊工業新聞社、\3、200
はじめて学ぶ繊維(信州大学繊維学部編)
成形加工におけるプラスチック材料(プラスチック成形加工学会)

備考

 



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