プロフィール
齋藤 武士
Takeshi SAITO
- 研究分野：
- 火山学，磁気岩石学
- キーワード：
- 火山,岩石磁気
- URL：
- http://science.shinshu-u.ac.jp/～geol/saito/
職歴：
2004年4月～
2004年12月：
2004年12月：
京都大学 大学院人間・環境学研究科 研修員
2004年12月～
2006年3月：
2006年3月：
京都大学 大学院理学研究科 講師(研究機関研究員)
2006年4月～
2008年3月：
2008年3月：
日本学術振興会 特別研究員
2008年4月：
信州大学 ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点 テニュアトラック助教
学歴：
1999年3月：
京都大学 総合人間学部 自然環境学科 卒業
2001年3月：
京都大学 大学院人間・環境学研究科 環境相関研究専攻 修士課程 修了
2004年3月：
京都大学 大学院人間・環境学研究科 環境相関研究専攻 博士課程 修了
主な論文・解説：
- 齋藤武士・鎌田浩毅・石川尚人，由布-鶴見火山群の池代火砕流堆積物と池代北部火砕物の岩相と残留磁化．火山，45，217-224，2000．
- Takeshi Saito, Naoto Ishikawa and Hiroki Kamata，Identification of magnetic minerals carrying NRM in pyroclastic-flow deposits. J. Volcanol. Geotherm. Res. 126, 127-142, 2003．
- Takeshi Saito, Naoto Ishikawa and Hiroki Kamata, Iron-titanium oxide minerals in block-and-ash-flow deposits: implications for lava dome oxidation processes. J. Volcanol. Geotherm. Res. 138, 283-294, 2004.
- Takeshi Saito, Satoshi Sakai, Isao Iizawa, Eriko Suda, Kazuhiro Umetani, Katsuya Kaneko, Yoshitsugu Furukawa and Takahiro Ohkura, A new technique of radiation thermometry using a consumer digital camcorder: observations of red glow at Aso volcano, Japan. Earth Planets Space. 57, e5-e8, 2005.
- 齋藤武士，マグネティックペトロロジー：火山学への適用．地学雑誌．114, 296-308, 2005．
- Takeshi Saito and Naoto Ishikawa, Magnetic petrology and its implication for magma mixing of the 1991-1995 dacite at Unzen volcano, Japan. Earth Planets Space. 59, 863-870, 2007.
- Takeshi Saito, Naoto Ishikawa and Hiroki Kamata, Magnetic petrology of the 1991-1995 dacite lava of Unzen volcano, Japan: degree of oxidation and implications for the growth of lava domes. J. Volcanol. Geotherm. Res. 164, 268-283, 2007.
- 齋藤武士・大沢信二・橋本武志・寺田暁彦・吉川慎・大倉敬宏，阿蘇火山湯だまりの水・熱・塩化物収支．日本地熱学会誌. 30, 107-120, 2008.
研究紹介
私は火山を研究しています。火山は，我々の住んでいる地表と地球内部とをつなぐ特異点であり，火山を研究することで我々を取り巻く自然環境の成り立ちや変遷が理解できるだけでなく，地球の進化やメカニズムに関しても重要な示唆を与えてくれます。現在のところ大きく分けて３つのアプローチで火山を研究しています。①地球表面に堆積する火山噴出物を解析することで過去の火山噴火活動について，地球環境の変遷について理解する研究。②活火山の火口を観測したり試料を解析することで，現在の火山活動のメカニズムと将来の噴火活動へと至る火山の噴火プロセスを解明する研究。③人工衛星を用いて遠隔地の火山活動を監視する手法を開発する研究。
今後の抱負
信州にもたくさんの火山があり，多くの魅力的な問題が残されています。信州の火山の研究から世界の学者を驚かせるような発見をしたいと思っています。またその過程で多くの学生に火山の魅力・研究の面白さを伝えることができれば良いと考えています。
