地域ニーズで就業力と地域定着志向 と成長力を高めるキャリア教育

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)地域ニーズで就業力と地域定着志向 と成長力を高めるキャリア教育

キャリア形成に関する教育活動、調査研究

2.授業(コーオプ教育)キャリア形成に関する授業や課外活動

キャリア教育の全体設計(COCから続く地域活用型キャリア教育)

COC事業の成果の一つで授業の志向とタグ付を活用し、平成28年度から信州大学のシラバス検索システムに志向とテーマのタグを導入しました。3つの志向「信州志向」「グローバル」「環境」と、7つのテーマ「地域運営」「芸術文化」「環境共生」「多文化協働」「健康長寿」「防災減災」「キャリア」を設定し、学生は自分の知りたい社会課題や磨きたいマインドから授業を検索することができるようになりました。学生は、地域課題を経験するサービスラーニング・PBLを体系化し、学習成果を活かして自ら課題解決に取り組む能力を高め、当事者として取り組む授業を選択します。

地域活用型キャリア教育

地域課題を経験するサービスラーニング・PBLを体系化し、学習成果を活かして自ら課題解決に取り組む能力を高め、当事者として取り組む授業を実施しています。また、企業でのインターンシップを通じて、大学で学ぶことが社会でどのように活かせるのかを、実践的に経験する機会を設けています。最終的には、地域を創造する主体として新たな価値を提供できる人材へと成長することを目指し、地域活用型キャリア教育モデルを構築しています。

マインド形成

大学生活における目標を設定し、社会で必要な知識・スキルを知ることで、大学生活の中でどのように学び、鍛えられるかを考える授業を設置しています。

アビリティ形成

事業創出等に必要な課題設定力や企画力を学び、具体的な課題解決等への取り組みを通じて経験値を形成する授業を設置しています。

スキル形成

大学での学びに必要なレポート・論文作成の基礎、学修方法の基礎的な能力や、ファシリテーション、プランニングやマネジメント、調査スキル、プレゼンテーションスキルを養う授業を設置しています。

現場理解

働くを考える、仕事を知るために現場と対話をする機会。事業協働機関との連携により、就業のためのプログラムや、教育効果を高めたプログラムをレベルに応じて企画しています。

キャリア教育プログラムカリキュラムマップ

【課題解決実践ゼミ】 2016後期 新規開講

本授業では自らが見つけたテーマについて、課題を発見し、新しい価値を付与した解決策の提案を行う。実践的なプロジェクト遂行に関する知識と能力を、グループワークで学ぶ。身近なところにある課題を見つけ、どのようにしたら解決できるかを考え、どのように実行に移せるようになるかを計画する。

  • 課題解決実践ゼミ1
  • 課題解決実践ゼミ2
  • 課題解決実践ゼミ3

【大学生から始めるキャリアデザイン】 2017前期 新規開講

本授業ではこれから社会と関わりを持ち活躍する場面において欠かせない知識と能力について学ぶ。自身で課題を見つけて分析し、どのようにしたら解決できるかを、実際の活動などを通じて体験する。また、授業はコミュニケーション能力を高めながら課題解決に取り組むようにグループワークを中心に実施する。社会に出て求められるコミュニケーション能力やリサーチスキルを習得する。

  • 大学生から始めるキャリアデザイン1
  • 大学生から始めるキャリアデザイン2
  • 大学生から始めるキャリアデザイン3

【ベンチャービジネス概論】 リニューアル

自らが会社をつくる(ベンチャーを起業する)ことにおいて必要である、実践的なプロジェクト遂行に関する知識と能力を、グループワークを通して学ぶ。身近なところにある課題の分析と事業計画を考える。本授業のゴールとして、信州ベンチャーコンテストへの応募を掲げ、長野県を元気にするビジネスプランを提案する。

【地域ブランド実践ゼミ】 リニューアル

ブランドに関する基礎的な知識、先行研究のケースを学ぶとともに、リアルな地域・社会のケースを対象として実践的にブランド構築のための調査・企画を行う。地方自治体と協力し、地域内の中小企業等を対象に、仕事、暮らし、求める人材像等について学生が自分でアポイントを取って事前調査を行い、インタビューを実施した。その内容は、地域や地域外にプレゼンし、地方創生における課題や地域の強みをPRする。平成27-28年の2年間で35社に対して実施した。

  • 地域ブランド実践ゼミ1
  • 地域ブランド実践ゼミ2