100年企業創出にチャレンジしたい
首都圏の方へ
信州大学 学術研究・産学官連携推進機構リサーチ・フェロー募集
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フィールド
次代の100年創造にチャレンジする長野県企業等
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期間
毎年10月~翌年3月末
※企業とのマッチングによりスタート時期を調整します -
ミッション
各受入企業において、下記1~3に取り組んでいただきます。
- 期間・各種条件の中でこれまでのキャリア・ビジネスフィールドで培った能力やネットワークを最大限に活用し、100年企業となるための課題解決を実践すること
- 上記1.を達成するため、信州大学の課題解決研究・人材育成プログラムに参画すること
- 今後の自身のキャリア(ワーク・ライフ)をデザインすること
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求められる人物像
- 特定の専門性を有しながら、新たなチャレンジをとおして、自立的なキャリア形成を望む人
- さらに、そのチャレンジの場所や機会として地域・地方に可能性を見い出し、クロスアポイントメントや兼業、多地域居住など地方での新たな働き方の創出を志向する人材
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委託費
受入企業から、業務委託費として月額30万円を支給
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応募期間
令和3年7月1日~
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参加要件
- 1週間のうち4日程度、長野県内企業で勤務が可能であること。(勤務時間は、研究先企業の規定に準じます)
- 1週間のうち1日程度、信州大学松本キャンパスで開催されるゼミに参加が可能であること。(主に平日1日にゼミを実施)
- プログラム期間中における、住居、交通手段は自身で確保・手配すること。(詳細は、受入企業決定後の調整となります)
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応募後の流れ
- 応募受付は、外部サイト「はたらきまなびRegional」になります。こちらのサイト運営事務局は、信州100年企業創出プログラム事務局から、人材募集に関する業務を委託された外部団体です。初期対応はこちらの事務局が行います。
- 〔はたらきまなびRegional事務局について〕 信州100年企業創出プログラムの初期運営より携わっていた団体が、「地域大学による社会人研究員制度を活用した地方創生プログラム」に関する人材募集業務を行うために新たに立ち上げた団体です。はたらきまなびRegional事務局と信州100年企業創出プログラム事務局は、随時情報を共有しております。
- 面談のご連絡を受けた方は、電話またはオンライン会議システムを使用して、はたらきまなびRegional事務局担当者と一次面談を行って頂きます。
- 一次面談終了後、信州100年企業創出プログラム事務局に面談内容が引き継がれ、参画企業とのニーズのすり合わせをします。ご紹介可能な企業がございましたら、信州100年企業創出プログラム事務局よりメールアドレスへご連絡いたします。(企業との調整によっては2週間ほど期間を頂く場合がございます。)
- 参画企業との面接を経てマッチングが成立と同時に、本プログラムの研究員としての参画が確定します。
- はたらきまなびRegional事務局の面談は、電話またはオンライン会議システムで行う予定です。参画企業との面談は、長野県内で対面で行う予定です。
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ご応募はこちら
※外部サイト「はたらきまなびRegional」で受付けしております。(2021/7/1オープン)
|お知らせ|2021年7月サイトリニューアルいたします
リニューアル後は、新サイトで募集受付けいたします。
信州大学のリサーチ・フェローになるメリット
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1.信州大学のリカレント教育プログラム受講
リサーチ・フェローとしての活動期間中、信州大学が主催する「ゼミ」に参加し、先進的事例に取り組む方々を講師に迎えて事例を学ぶ機会を作るとともに、コンソーシアム参画企業メンバー、企業経営や地域活性化に関する研究者(信大教員)と研究員によるケース・メソッド学修を実施します。それぞれ派遣先企業での問題を共有しながら、協力して課題の分析や解決策の検討に取り組みます。
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2.業績優秀で希望者は大学の客員教員等として本学の産学連携事業パートナーとして活動へ
客員教授等への昇格を希望するリサーチ・フェローは、当該年度の派遣期間終了後、担当企業に対するフォローを継続しながら、さらなるデータの蓄積や課題解決事業を進め、その成果を「原著論文」としてまとめる。本論文等の実績は客員教員としての評価にも活用する。
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3.地方でのワーク・ライフをつくるための大人のインターンシップの機会として活用可能
約6か月間、長野県内で暮らしながら、本プログラムを受講することで首都圏とは異なる地方でのワーク・ライフの経験を通じ、自分らしく働くことを考える機会を得ることができます。
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4.企業での学び
ご自身のこれまでのご経験を企業経営の現場で活かすことで、「経営」というものを実体験を通じて知る、または実践することが出来、ビジネスパーソンとしてのこれからの具体的なキャリアパスを形成する機会を得ることができます。
信州大学での学び・研究のイメージ
リサーチ・フェローは、週3~4日は受入企業に伺い経営課題の整理・解決を行い、週1~2日は、大学のゼミで教員・大学の知見を活用し、課題の整理・解決にむけた研究、100年企業構想のための研究を行います。
具体的には、リサーチフェローとして派遣された受入企業内において「研究会」を発足。経営者等が感じている問題点について自身が中心となって企業の若手スタッフ等とディスカッションや経営資料等の分析を行います。また、問題の構造的把握を行った上で、取り組むべき課題(短期的課題と長期的課題の整理を含む)を設定し、解決に向けたプラン作成を行います。課題解決プランについて、受入企業の経営者と大学等で相談を行い、派遣期間内において取り組む内容を決定します。
令和3年度の参画企業(随時更新)
株式会社タカノ
http://www.takano-s.co.jp/業種半導体、液晶製造装置、大型インクジェットプリンター、医療機器、食品機器などの総合板金加工
ミッションテーマDX推進による社内業務環境の改善
ミッション背景DXを推進することで、技術ノウハウの一般化を目指したい。工業技術の世界では技術が職人に依存してしまう事も多く、経験と感覚で習得すると非常に長い期間がかかってしまう。新たに技術的な業務に取り組む社員でも活用しやすい仕組みを整えることで、業務の効率化・生産性の向上につなげていきたい。
信栄食品株式会社
https://www.sinei-foods.co.jp/業種食品製造業
ミッションテーマECマーケティングによる新規市場の開拓
ミッション背景ECマーケティングを中心とした、新規市場の開拓を進め、新たな売り上げの軸を構築したい。Covid-19の影響もあり、従来のフェイストゥフェイス販売から、オンラインによる購買ニーズが急速に高まっている。新たに投入した『餃子自動販売機』が好評を博しており、新規市場としてECを含めた非対面型の市場を拡大をねらっている。
倉島事業開発株式会社
https://kurashima.asia/業種自然豊農事業、ホテル事業、ショッピングセンター事業
ミッションテーマ事業の自立化と各事業の有機的な連動
ミッション背景地域に必要とされる各事業を有機的に連動することで、事業の相乗効果を増大したい。農業事業の成果をホテル事業の食事に活用する、6次産業化することで新たな商品を開発するなど、社内事業内でエコシステム化を図りたい。農・泊・買といった住民に必須の要素をより良いものとして提供し、確固としたビジネス基盤づくりの右腕を欲している。
令和2年度の参画企業
降幡自動車株式会社
http://www.furihata-feeli.com/業種新車・中古自動車販売・一般整備
ミッションテーマ社内組織の強化
ミッション背景人づくりは組織つくり、永続性企業の確立、人の輪づくりという3つの経営方針のもと、地域に多くの顧客を得てきた。今後100年先の未来も地域に愛される企業を目指す為に、顧客満足度をさらに向上出来るような組織に強化したい。社内のコミュニケーションを活発にし、新サービスを現場から創出出来るような雰囲気にしたい。
セントラルパック株式会社
https://www.centralpack.co.jp/業種食品製造業
ミッションテーマ工場の生産ラインの改善及びIOTやICTを活用し、効率的な生産向上を目指す。
ミッション背景少量対品種、高付加価値商品を中心のレトルト食品OEM生産を主業務としてきた。ここ数年、新規求人の低下、熟練工の退職、働き方改革により、生産能力の増強が喫緊の課題になっている。
今後100年先の未来を見据え、既存の工場生産工程の改善、及び設備投資やIOTやICTを活用し、生産力向上の仕組みを作りたい。
株式会社片桐建設
http://www.katagiri-kensetsu.jp/業種総合建設業
ミッションテーマ顧客データをデジタル化し、それらを活用した新しいマーケティングの開発、強化。社内の人材育成の強化。
ミッション背景既存の方法では顧客情報管理が難しくなってきたため、デジタル管理に移行し、営業活動を効率よく進めるように構築したい。それらを活用し新たな営業方法を開発していきたい。また今後100年企業として成長し続けるために、社内の若手人材育成と経営戦略を立案したい。
ゴトー電機株式会社
http://www.gotodenki.co.jp/業種機械工具の設計・製造・販売
ミッションテーマ工具の技術開発及び量産化市販化にむけての準備
ミッション背景長年塗装工事時に使用する工具の開発・製造し、世界中で販売してきた。今後、労働人口が減少傾向にあり、作業効率を向上させる工具の技術開発と販売を進めていきたい。そして新開発された工具を使用した作業工程を、世界の新標準として打ち立てたい。
株式会社オーイケ
http://www.ooike.net/業種製造、建設・住宅・不動産
ミッションテーマ効率的なマーケティング基盤構築と、持続可能な人事・採用の仕組みづくり
ミッション背景地域のインフラ構築として欠かせないコンクリート製品の製造、販売を通して世界中に安心・安全を届ける使命がある。今後も永続的に地域に根差した会社であるために、顧客データシステムの管理、整備の効率化を計り、マーケティング基盤として強化して行く必要がある。また、他社には無いオリジナリティのある製品づくりにチャレンジしていく上で、仕事を通した人の成長は欠かせない。100年企業を見据えた持続可能な人事・採用の仕組みづくりにもチャレンジしていきたい。
担当教員の紹介
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中嶋 聞多(なかじま もんた)
信州大学 特任教授/地域活性学会 会長
[略歴]大阪大学工学部卒、慶応義塾大学大学院文学研究科修了。専門はまちづくり。特に地域活性化のためのまちづくり構想を得意とする。信州大学人文教授・学長補佐、事業構想大学院大学研究課長・副学長等を歴任。
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林 靖人(はやし やすと)
信州大学 学術研究院/総合人間科学系 教授(博士:学術、専門社会調査士)
[略歴]信州大学大学院総合工学系研究科修了。専門は感性情報学であり、ブランドを研究テーマとする。大学発ベンチャーでの経験(新規事業創出等)を活かし、現在、信州大学の産学官連携やキャリア教育、地域貢献活動を担当。
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北村 大治(きたむら だいじ)
信州大学 特任准教授/特定非営利法人SCOP 主席研究員/㈱Social Arts Consulting 代表取締役
[略歴]信州大学繊維学部卒、同大学院イノベーションマネジメント修了。地方自治体・地域公共機関への政策提言、政策策定の経験が豊富。中小企業支援機関勤務、SCOP専務理事の経験より、地域企業のコンサルにも強みをもつ。
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山本 美樹夫(やまもと みきお)
信州大学 特任教授/㈱日本人材機構 顧問/㈱A・Tカーニー 元プリンシパル
[略歴]東京工業大学金属工学科卒、総合理工学研究科修士課程修了。シカゴ大学経営学修士課程修了。専門は企業コンサルティング。19年間の大手コンサル会社勤務・自身での起業・ベンチャー企業支援等の経験から、大企業~創業企業まで幅広く、企業支援が可能。
※外部サイト「はたらきまなびRegional」で受付けしております。(2021/7/1オープン)