山田桂館長と研究室の学生らが,秋田県能代市二ツ井町の地層からクジラ化石を発掘しました.
同化石は,共同研究者とともに実施した2020年の地質調査の際に約270万年前の地層から種類不明の化石として発見され,信州大学が中心となって毎年発掘が進められていたものです.
今回,2022年の発掘時に発見された長さ4 mを超える大きな化石が,今年度共同発掘を行った福井県恐竜博物館の研究員の調査により大型のヒゲクジラの下顎の化石であることが明らかになりました.
発掘調査では,これまでも肋骨などを含む複数の化石が発見されており,研究グループでは,地元の方の協力も得ながら今後も調査を継続する予定です.