学生・企業の体験談

有望な研究者と出会うことができ、企業の懐も広がりました。

オリオン機械株式会社 専務取締役 開発本部長

企業と学生のマッチング会に参加したことが受け入れのきっかけでした。学生の研究発表が行われるマッチング会では、学生の個性やプレゼン力、協調性など総合的な力を見ることができ、その後の実習も安心して迎えることができました。
新入社員を研究者に育て上げようとした場合、企業側にはコストと時間がかかるわけですが、大学院で研究者としてのスキルを十分に磨いているため、3か月の実習中も即戦力として期待以上の成果を上げてくれました。大学院では金属材料の研究をしているということで、オリオン製品の金属の腐食問題に関して若い社員にアドバイスをしているようなシーンも見受けられました。
また、研究や設備投資のコスト計算は本人にとって初めての経験だったようで、よい刺激になったのではないでしょうか。キャリアパスインターンシップは企業にとっても懐を広げる貴重な機会です。弊社ではインターンを経て企業で活躍している良い成功例として、今後も継続的な同プログラムへの参加を予定しております。

顧客を意識した研究で、研究者としての意識を高めることができました。

信州大学大学院 総合工学系研究科および経済社会政策科学研究科修了

大学では金属材料に関する研究を行っていたのですが、違った分野の研究を行いたいという想い、また、個人の能力と個性を大切にするオリオン機械の経営理念に惹かれ、インターンシップに参加しました。
期間中は温室ハウスの熱エネルギーを効率よく利用するための方法を研究していました。大学での研究は、成果が世の中でどのように役立つのかが分からずにいましたが、実習で取り組んだ研究では農家という「顧客」がはっきり見えていて、それが意識の向上にも繋がりました。
当初からオリオン機械に就職したいと考えていましたが、実習を終え、その意志はより強くなりました。キャリアパスインターンシップは、研究者が外に飛び出す絶好の機会だと思います。ひとつのことに没頭するのもよいですが、専門外の分野にあえて飛び込むことで視野を広げ、研究者としてステップアップすることも大切です。大学での研究はやがて社会に羽ばたくものであることを意識するためにも、後輩には積極的にインターンシップに参加して欲しいですね。

企業からの声

化学
素晴らしい人材

弊社知的財産部としても、初の試みで不安点もあったが、素晴らしい人材で大変良かったと思います。

機械
専門知識がマッチ

当初、3ヶ月の長期インターンシップは初めてだったので心配な面もあったが、当Grでの課題と研修生の専門知識がマッチしたこともあり、逆に長期研修により大きな成果をあげることができ、当社にとっても非常にメリットが大きかった。(中略)ぜひとも当社に入社してご活躍いただきたいと考えます。長期インターンシップでうまくマッチングできれば、企業にとっても学生にとってもメリットのある制度だと思います。

化学工業
長期間であるため有意である

長期間(3ヶ月)であるため、業務サイクル(PDCA)を経験させる時間が十分確保されており、1テーマを担当させることができたことが、短期(~1ヶ月)インターンシップに比べ、有意である。

医療機器
仕事の意義を再認識

同世代の若手社員を一緒に業務させたことで、当該社員の指導力の養成につながったと思います。学生さんの医療機器開発への熱意に触れ、私たち自身が私たちの仕事の意義を再認識することができました。

電気機器
モチベーション向上

短い期間でしたが、学生を受け入れ一緒に作業することで、部内でもいい刺激となりました。特に昨年入社の担当にとって、作業指導の機会も出来、モチベーション向上になったと思います。

食品
職場での印象が良かった

まじめでやる気のある学生だったため、職場での印象が良かった。きれいごとではなく工場とはどういうものかが分かってもらえたのではないかと思う。

半導体・電子部品
好印象

明るい元気のよい挨拶や、素直に意見を聞く姿勢が好印象でした。技術的な説明の理解が早く、適応能力が高いと感じました。

学生からの声

ポスドク
半導体・電子部品

製品を開発する中で、専門的な知識が必要なのは当然であるが、それ以外の幅広い分野の知識についても有しているべきだと実感できた。実習では、自分が今までに行ったことのない実験も多数行ったため、それらの技術・知識を習得できた。

博士課程学生
化学企業

大学生活で培ってきた研究技術は、企業でもきちんと活用できるという自信がついた。また「安全」が企業内で非常に重大であるということは知っているようで知らないことだった。インターンシップの初日に事故の対策会議があり、安全対策というものを実例として学べたことは貴重な体験でした。

博士課程学生
化学企業

会社での開発職におけるスピード感を感じられたことが、今回の実習の中で最も有意義だった。また、実験に対する視野。

修士課程学生
電気機器企業

一番は会社の雰囲気を知ることが出来た。その中でどのような作業をしていて、どのような能力を求められているかということを知り、いろいろな方に教わり、様々なことを勉強できた。素晴らしい方々と会うことができた。

修士課程学生
医薬品企業

技術的な能力向上はもちろん、指導者の方のお話から仕事の流れ、研究においていた大切な考え方、研究の進め方を学ぶことができ、自分の目指す"微生物研究者"の姿がどのようなものか分かったので、これからどう生活していけばよいかが分かった。

修士課程学生
繊維企業

大学院での研究とは違い、他社との差や洗濯後の機能保持能力、購入者受けは良さそうか等、利益と直結する問題点をすべてクリアにして企業では研究を行っているということを実感しました。しかし研究の進め方は、指示を受けたらその指示に自分のアイデアを折り込み、より良いものにするという点で大学院と似ていたことは逆に新しい発見でした。

修士課程学生
食料品企業

限られた時間内にどれだけ効率よく実験を進め、結果を得られるかがかなり重要であると感じた。限られた時間内で実験以外の業務を行うことの大変さもあるが、自分なりに計画を立てれば終わらないこともないとも思った。

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