生物学コース 学生インタビュー3

「信州大学では個性の強い先生方に学ぶことができたと,卒業して改めて思う。」

撮影時所属:自然科学研究機構 基礎生物学研究所 進化発生研究部門
現在の所属:国立大学法人 信州大学 特任助教

Q. 現在は、どんなお仕事をされていますか?

A. 研究職についています。
地球上で最も多様性の高い昆虫がいかに進化してきたか、その進化の最大要因である翅がどのように獲得され、現代に至るまで進化してきたかを遺伝発生学的アプローチから研究しています。

Q. 大学院での研究を教えて下さい。

A. カゲロウを研究していました。
今も研究対象としているカゲロウを学生時代から研究していました。学生時代は山岳源流域に適応しているガガンボカゲロウという種がいかに進化したか、どのように日本に来て拡がったかを生物系統地理学的手法を用いて研究していました。

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Q. 信州大学の思い出を教えて下さい。

A. フィールドがとても近いことです。
生物学を学ぶにあたり、山やフィールドがものすごく近いです。自転車で行ける距離でいろんな虫と触れ合えて、研究させてもらったことが一番良かったと思います。

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Q. 信州大学を卒業して改めて信州大学をどう思いますか?

A. 個性の強い先生がいるところだと思います。
他の機関に移ってみて、改めて信州大学の先生たちはすごい個性の強い面白い先生たちだったと実感しました。そんな先生たちから学べて、かつ楽しく議論させてもらいながら、考え方などいろんなことを学べるのが良いところだと思います。

Q. 博士課程に進学して良かったことを教えてください。

A. 自分で研究できる力が得られたことです。
自分の好きなことや何だろうと疑問に思ったこと、不思議に思ったことなど、興味が湧いたことを自分の手で解明できる技術や考え方を大学院に進学してから具体的に学べたのが良かったと思う。

Q. これからのキャリアプランを教えて下さい。

A. これからもずっと研究をしていきたいと思います。
現在、ポスドクとして基礎生物学研究所に籍を置いていますが、今後どこかの大学や研究所でポストを得て、ずっと生き物がどのように進化してきたかを研究して行きたいと考えています。
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