医学部再開発事業記念式典が開催されました
9月1日信州大学松本キャンパスにて医学部再開発事業記念式典が開催されました。
今回の再開発事業では医学部同窓会「松医会」を中心に、卒業生、企業、有志の方々から寄せられた多額の寄付により、講堂の改修工事が行われました。
今回の再開発事業により改修工事が行われた第1および第2臨床講堂は、昭和30年代から40年代に整備され、医学部の授業に使用されてきましたが、設備の老朽化・安全面などから改修が望まれていたものです。
改修工事が完成した第1臨床講堂は座席数132、大型高感度プロジェクター1台を備え、壁には長野県産のカラマツが使用されております。第2臨床講堂は座席数180、大型高感度プロジェクター2台を備え、壁には自然素材の珪藻土が使用されています。なお、この第2臨床講堂は今回の事業に多大なるご貢献をいただいた医学部同窓会に因み「松医会講堂」と名付けられました。また、プロジェクターは何れもセイコーエプソン㈱様より寄贈された物です。


記念式典には来賓のほか、多くの卒業生、関係者等約150名が出席し、山沢清人学長の式辞に続き、久保惠嗣教授(医学部再開発事業実行委員会委員長)による今回の再開発事業について概要説明があり、森本雅己氏(松医会会長)、山浦愛幸氏(社団法人長野県経営者協会会長・株式会社八十二銀行頭取)より祝辞を頂きました。





引き続き、文部科学省高等教育局村田善則医学教育課長より、「医学教育の現状と課題について」と題して記念講演が行われ、続いて福嶋義光医学部長から信州大学医学部の現状について説明が行われました。その後、松医会講堂・第2臨床講堂の除幕式が行われました。


続いて医学部附属病院レストランにおいて祝賀会が開催され、式典に参加した来賓、卒業生の他、本学部教員も多数参加し、お互いの交流を深めるとともに昔の思い出話に華が咲いていました。

なお、第1臨床講堂では信州大学医学部の歴史年表、昭和20年代の授業風景写真、歴代の卒業アルバムなどの展示されたほか、医学部図書館が収蔵する貴重書の特別展示が行れました。

また式典に先立ち、医学部、附属病院の見学ツアーも開催されました。
