医学系研究科発生再生医学(2012年~循環病態学講座)の吉沢隆浩さんが第84回日本内分泌学会学術総会で若手研究奨励賞(YIA)を受賞
平成23年4月21日から23日に神戸国際会議場・展示場にて開催された第84回日本内分泌学会学術総会で、医学系研究科臓器発生制御医学講座発生再生医学分野博士課程3年の吉沢隆浩さんが若手研究奨励賞(YIA)を受賞しました。
受賞対象となった演題は「アドレノメデュリン-RAMP2系による心臓エネルギー代謝制御と恒常性維持」です。この研究は、多彩な生理作用を有するアドレノメデュリンと、その受容体システム(AM-RAMP2系)の心臓における役割を解析したものです。従来からアドレノメデュリンは強い抗酸化ストレス作用を持つ事が知られていますが、吉沢さんは今回新たにAM-RAMP2系が心臓でのエネルギー産生に重要な役割を果している事を明らかにしました。
また、今回の受賞で臓器発生制御医学講座発生再生医学分野からは3年連続での受賞者選出となります。
これらの研究が今後さらに進展する事で、心血管病の病態メカニズムの解明や、新規治療薬の開発につながる事が期待されます。
臓器発生制御医学講座
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