2025年4月入学のEさん

1 はじめに

1-1 私がどうして信州大学を目指したか・どうして保健学科看護学専攻を目指したか。

私は長野県出身で、地元で学びたいという気持ちが強くありました。自然環境に恵まれた信州大学は、落ち着いて勉強できる環境が整っていると感じました。

また、看護学専攻を目指した理由は、将来フライトナースになりたいという夢があるからです。緊急時に患者さんを救う力を持った看護師に強く憧れており、その第一歩として看護学を基礎から学びたいと考えました。

1-2 私が受験勉強を開始した時期と当時の学力

本格的に受験勉強を始めたのは高校2年の冬ぐらいからです。当時校内模試では上位2/3以下程度、全国模試では偏差値50前後で、志望校合格にはまだ力が足りないと感じていました。

1-3 私の通っていた高校と授業内容・進み方

私の通っていた高校は県内トップレベルの進学校で、学年の2/3以上が国公立大学進学を目指していました。授業の進み方は比較的早く、数学は高校2年生の冬に数IIIに入りました。学校全体で国公立大を目指す雰囲気があり、共通テスト対策を高校3年生の後期から授業で行っていました。

1-4 塾・予備校・通信添削・通信授業の使用有無と始めた時期

高校1年の春から東進に通い始めました。学校の授業よりも早い進度で学習できたため、英語と数学を中心に基礎を固めることができました。また、高校3年からはZ会の添削を利用し、数学や英語の記述問題の添削を受けることで、自分では気づきにくい弱点を客観的に知ることができました。模試については河合塾やベネッセ、東進などの全国模試を積極的に受け、実力を確認するようにしていました。

2 合格のための計画

2-1 センター試験と二次試験の目標点数

共通テストでは7割を目標にしました。実際はおおよそ64%程度の得点でした。二次試験では数学が二完以上、英語が半分を取ることを目標としていました。

2-2 二次試験の科目別の目標点数

数学が120点程度、英語は100点程度を目標にしていました。

3 時期別の勉強時間・主にやっていたこと

3-1 ①(高2・前半):

学校の勉強を主に行っていました。

3-2 ②(高2・後半):

学校の勉強に加え、単語の強化や数学の苦手分野克服を行っていました。

3-3 ③(高3・春):

共通テスト対策を意識して、共通テスト形式の問題集を多くこなしていました。

3-4 ④(高3・夏休み):

毎日10時間以上勉強。共通テスト形式の問題を解きつつ、二次対策の記述系の問題も多くこなしました。また、1度信大の過去問を2年分程度解いてみました。

3-5 ⑤(高3・秋以降):

共通テスト演習を中心に、必ず時間を計って解くようにしました。共通テストの過去問が足りなくなったら、駿台の実戦問題を主に解いていました。二次試験の記述対策として英作文や数学の記述力もあげていました。信大の過去問も5年分は解いていました。

4 教科別によかったと思う参考書があれば

4-1 国語

古文:「核心古文単語351」「古典文法トレーニング」「完成古典文法」
漢文:「漢文早覚え速答法」「ステップアップノート10」「明説漢文」
現代文は過去問演習が最も力になりました。

4-2 数学

「基礎問題精講」「文系の数学 重要事項完全習得編」
基礎を固めてから、二次試験向けの応用演習に取り組みました。

4-3 英語

「ターゲット1900」で単語力をつけ、長文は「ルールズ」を使っていました。「入門英文問題精講」も使い、和訳力を鍛えました。

4-4 理科

化学:「セミナー」「鎌田の有機化学」「化学計算問題の徹底整理」
物理:「セミナー」「物理のエッセンス」「これでわかるシリーズ」
化学は有機や計算問題が苦手だったので、克服できるよう、重点的に問題集で補いました。
物理はとても苦手で理解に時間がかかるので、基礎からしっかり叩き込みました。

4-5 社会

地理を選択していたので、「地理 集中講義」を読み込みました。

5 信州大を志望する高校生へのメッセージ

信州大学は自然豊かで学びに集中できる環境が整っています。看護学専攻では、地域医療に根ざした学びができるため、将来看護師として幅広い現場で活躍したい人に最適です。

受験勉強は早く始めた人が有利ですが、最後まで伸びる可能性は誰にでもあります。模試の結果に一喜一憂せず、自分の弱点をしっかり補強していけば、必ず合格に近づけます。受験期は大変ですが、信州大での学びはそれに見合う価値があると私は感じています。どうか自分を信じて頑張ってください。

入学直後の新入生ガイダンス(2025年4月7日)
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