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分子細胞生理学講座では、シナプス異常と精神・神経疾患の関連について研究を行っています

発達障害について

 発達障害とは、脳の発達に問題があることによって、社会的・学習・行動面などに困難を抱える状態を指します。発達障害には自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害などがあり、知的障害やてんかんを伴うこともあります。

1.自閉症スペクトラム障害

 自閉症スペクトラム障害とは、社会的相互作用やコミュニケーション、または繰り返し行動などに問題がある状態を指します。発達初期から現れる症状として、人と目を合わせない、話しかけられても返事をしない、興味のあることに熱中するなどが挙げられます。また、知的障害や発語障害、感覚過敏、運動の不器用さなどを伴うこともあります。

2.注意欠陥・多動性障害(ADHD)

 注意欠陥・多動性障害は、注意力や衝動性・多動性に問題がある状態を指します。子ども期に始まり、大人になっても持続する場合があります。注意が散漫で、すぐに飽きてしまう、手元のものを無意識にいじくり回す、静かに座っていられないなどが代表的な症状です。また、学習障害や不安障害、感覚過敏などを伴うこともあります。

3.学習障害

 学習障害とは、読み書きや計算、言葉の理解や表現など、ある特定の学習分野で困難がある状態を指します。普段の生活に支障をきたし、自己肯定感の低下や不登校などの問題を引き起こすことがあります。学習障害には、ディスレクシア(読み書き障害)、ディスカルキュリア(計算障害)、言語障害などがあります。また、ADHDや自閉症などと併存することもあります。

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