【講師】
花谷　泰広　氏
【タイトル】
未踏峰への挑戦と登山道の保全
※タイトルと講演内容は当日変更の可能性があります。
【日時】
令和５年11月10日（金）18：00～19：30
【場所】
共通教育第2講義棟3F　71番講義室
【講師略歴】
1976年兵庫県神戸市生まれ。幼少から六甲山で登山に親しむ。
山岳会に入会するべく信州大学教育学部に入学。1996年にラトナチュリ峰（ネパール ・ 7035m）に初登頂。
以来、世界各地で登山を実践。2012年にキャシャール峰（ネパール・6770m）南ピラー初登攀で、ピオレドール賞を受賞。
2015年より若手登山家養成プロジェクト「ヒマラヤキャンプ」を開始。
2016年に株式会社ファーストアッセントを設立し、山梨県北杜市と長野県伊那市の山小屋2軒を含む3つの公共施設を運営。
2022年には一般社団法人北杜山守隊を設立し、登山道の保全にも取り組んでいる。

【概要】
「何かを知りたい」と思ったとき、いまではあたりまえのようにスマホで検索して、答えを導き出すことができます。
しかしヒマラヤ山脈の未踏峰に挑戦する場合、ほとんど情報が存在しません。
わずかに得られる写真やGoogle earthなどの情報から推測をして、非常に解像度が低い状態で計画を立てて出発するしかありません。
そして現地に近づくにつれて更新されていく情報を整理し、計画を修正しながら先に進んでいきます。
これだけ情報が手に入りやすい世の中で、ここまで情報がないことに挑戦できることは最高の贅沢であると思い、
いまでも挑戦を続けています。
自分の登山以外でも様々な課題に挑戦していますが、その原動力は、未知なる山々への挑戦を繰り返していくうちに身についたものです。
そんな自分にとっていま一番の挑戦は、日本の豊かな山岳資源の保全と活用のバランスを保つ仕組みを作ることです。
日本の山岳環境、とりわけ登山道の保全は大きな課題となっています。
未踏峰への挑戦と登山道保全の仕組み作りは全く違う話題ではありますが、登山文化や自然環境を「未来に継承」するという点で一致しています。
山の未来について考える時間をご一緒しましょう。

【申込方法】
オンライン参加希望の方は、こちらからお申込みください。
※対面参加の場合は事前申込不要です。当日会場にお越しください。
【申込締切】
令和5年11月7日（火）17時

【問い合わせ先】
主催・企画運営　信州大学全学教育センター（CGE）フレッシュキャンパスセミナー運営委員会
問い合わせ先　　学務部学務課総務グループ
　　　　　　　　0263-37-2193（直通）　学内内線2268