[実行委員長挨拶]


実行委員長 笠井 利幸

「2017年度実験・実習技術研究会」の開催にあたって

                         2017年度実験・実習技術研究会
                          実行委員長 笠井 利幸

 「2017年度信州大学実験・実習技術研究会」を信州大学において開催できますことを大変に光栄に思い、実行委員会一同、心より感謝申し上げます。

 本研究会は、国立大学法人、独立行政法人国立高等専門学校機構および文部科学省所轄の大学共同利用機関法人等に所属する職員が技術研究発表・討論を通じて技術の研鑽・向上を図り、さらには相互の交流と協力により技術の伝承を踏まえ、我が国の学術振興における技術支援に寄与することを目的として開催いたします。
 『食と環境科学技術』というテーマを掲げ、合計11の発表分野を設定いたしました。専門知識を深めるも良し、周辺領域の見識を広げるも良し、参加者の皆様それぞれのやり方で、この機会を活用いただければ幸いです。

 今回の研究会ではシンポジウム、記念講演、展示ブースや各種イベントを計画いたしました。皆様におかれましては、新しい見識・領域に『触れ』、そして関連分野などへの見識を『深めて』いただき、新たな発見に繋げていただければと思います。
 シンポジウムは、文部省訓令第33号として「国立大学、国立短期大学及び国立高等専門学校の技術専門官及び技術専門職員に関する訓令」が制定されてから20周年となったことを記念して開催いたします。京都大学、東京工業大学、長野工業高等専門学校、信州大学よりパネリストをお招きして、専門技術職制度について議論を深めていただくことにしました。
 記念講演は、本研究会のテーマに沿って信州大学工学部 天野良彦 教授に【地域資源を活かして地方を元気にする取り組み−ソルガムプロジェクトと人材育成−】という題目でご講演いただくことにいたしました。地域に根差す大学としての、プレゼンスを高めるための試みとして、お聞きいただければと思います。
 展示ブースは、信州大学国際科学イノベーションセンター(AICS)2階の展示フロアにて開催いたします。アクア・イノベーション拠点で研究されている水問題について展示物、信州大学の環境への取組み、野菜収穫ロボット、ながのブランド郷土食、植物工場、山葡萄ワイン、トウガラシなど研究成果をご覧いただきます。
 各種イベントは学内の施設見学のほか、3日目に長野市内の環境施設を回る「施設見学及び実習」を計画しました。環境配慮型工場の視察、おやき作り技術の習得、酒蔵の視察など盛りだくさんのコースを設定いたしました。

 最後になりますが、本研究会の開催にあたりましては、実験・実習技術研究会連絡協議会の皆様、ならびに信州大学濱田学長、半田工学部長、そして人事課人材育成グループの皆様に多大なご支援と叱咤激励をいただきました。この場を借りましてお礼を申し上げます。そして、運営に多大なるご協力をいただいた信州大学各学部の職員の皆さん、そして長野高専の皆様にも心よりお礼申し上げます。
 簡単ではございますが、これをもちまして、大会委員長の挨拶といたします。参加者の皆様のますますの発展をお祈り申し上げます。ありがとうございました。