下記のセミナーが開催されます。
参加無料、事前受付不要です。


第9回　里山セミナー
「切り捨て間伐材の資源化と防災（仮）」

 森林整備における間伐材の多くは価値の低いＣ材とされ、資源利用されずに山林に放置されてきた。一方、土砂災害時に、山林に 残された切捨間伐材の一部が流出し、河川の狭窄部や暗渠を閉塞し、それがまた一気に流出するなどの危険があるとされる。今後は搬出間伐化が促進されるというが、Ｃ材の価値が向上するわけではない。
　西春近地区では以前から薪利用が盛んで、その定常的需要はあるとするが、明確な実態は把握できていなかった。昨年暮れ、信州大学によりそのアンケートを実施したので報告する。
　また、岐阜県恵那市中野方町では、間伐材（Ｃ材）を地域住民が軽トラックで搬出すると、6000円/t分の価値の地域通貨として収入になる取り組みを行っている。その事例を紹介講演いただく。
　さらに西春近の減災・防災活動との組み合わせ、西春近モデルとしての地域間伐材利用の可能性をからめて議論したい。

日時 ： 3月24日(土)　午後1時30分～3時30分
場所 ： 西春近公民館 (西春近沢渡) 2F 講堂

＜プログラム＞
報告
西春近における薪利用の実態―2011年住民アンケート結果の報告―
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秦　琢磨　氏　(信州大学農学部森林科学科4年)
講演
切り捨て間伐材(C材)で晩酌を―「木の駅」プロジェクトの事例―
　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴村　今衛　氏　(岐阜県恵那市中野方町 杣組代表)
流域特性を踏まえた地域防災手法―巡視と簡易観測および未利用資源利用―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 福山　泰治郎　氏　(信州大学農学部プロジェクト推進拠点助教)
自由討論


主催 ： 西春近自治協議会、西春近区長会、西春近財産区
共催 ： 西春近地域の環境をよくする会、信州大学中山間地域プロジェクト


第９回里山セミナーちらし２.doc