信州大学

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  • 研究拠点長メッセージ

Director's Message研究拠点長メッセージ

繊維をイノベーションし続ける世界水準の研究

2019年4月、先鋭領域融合研究群の一組織として、国際ファイバー工学研究拠点がスタートいたしました。これまでの5年間、国際的な研究拠点として活動してきた国際ファイバー工学研究所の成果を受け継ぎ、信州大学の特色ある強みの分野である繊維・ファイバー工学の新たな展開を図ることを目指していきます。研究面においては、ファイバー工学を多様な学際分野へ展開させ、幅広い産業の新しいものづくりと価値の創出へ結びつけていきます。さらに、国際連携、産学連携を進め、その成果を学生の教育に活かし、ファイバー工学分野のグローバル人材の育成につなげていきます。拠点のミッション達成に向けて、大学内外の研究者・技術者との連携を進めながら、活動の成果を発信していきます。グローバルな世界を繊維で繋ぐ一つの"和"になる研究拠点として、人間を豊かにするSDGsの推進を目指していきます。

国際ファイバー工学研究拠点長
金 翼水

先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究拠点長
学術研究院 教授(繊維学系)/博士(工学)
金 翼水
KIM Ick Soo
経  歴
  • 1998年 名古屋大学大学院工学研究科修了(工学修士)
  • 1999年 Oakridge 国立研究所、(USA)研究員
  • 2000年 名古屋大学大学院工学研究科 期間短縮修了(工学博士)
  • 2001年 国立全北大学校工科大学工業技術 研究所(韓国)研究員
  • 2003年 韓国原子力研究所研究員
  • 2003年 信州大学繊維学部 21C-COE研究員
  • 2006年 信州大学繊維学部機能機械学科講師
  • 2007年 信州大学繊維学部機能機械学科准教授
  • 2008年 蘇州大学客座教授 中国
  • 2012年 ソウル大学招聘教授 韓国
  • 2014年 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究所准教授
  • 2015年 ライジングスター教員
  • 2018年 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究所教授
  • 2019年 韓国化学工学会 日本支部長
  • 2019年 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点教授
  • 2020年 在日韓国科学技術者協会 理事
  • 2021年 信州大学 学長特別補佐
  • 2021年 浦項工科大学校 兼任教授 韓国
  • 2021年 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点長
  • 2022年 信州大学卓越教授
研究分野
ナノファイバーの創製とナノ材料の設計
研究テーマ
ナノファイバーのメディカル分野への応用蓄電・エネルギー分野におけるナノファイバーの適用
ナノファイバーの支持体によるナノ粒子触媒の開発
先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究拠点副拠点長
学術研究院 教授(繊維学系)/博士(理学)
大川 浩作
OHKAWA Kousaku
経  歴
  • 1996年 信州大学繊維学部附属高分子工業研究施設 助手
  • 2003年 信州大学繊維学部附属高分子工業研究施設 助教授
  • 2014年 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究所 教授
  • 2019年~現在 カリフォルニア大学アーバイン校附属病院 Research Associate
  • 2019年~現在 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点 教授
  • 2021年 信州大学先鋭領域融合研究群国際ファイバー工学研究拠点副拠点長
研究分野
高分子化学、生体関連化学、合成化学、高分子・繊維材料
研究テーマ
持続型発展的社会形成ための基盤学術として生物繊維材料科学は衆目一致のところである。信州大学繊維学部はその源流・主流となる養蚕・近代繊維産業支え続け、創立100周年を迎えた。生物由来繊維材料の化学的本質はタンパク質および多糖に分類される高分子である。生物繊維高分子には周期構造が必ず存在し、専門用語では「モチーフ」と言う。大川研究室では、自然界に潜むモチーフの機能について、合成化学的・物理化学的基礎研究および応用材料化学研究を継続している。