信州大学医学部附属病院・子どものこころ診療部のホームページ

診療案内
新規の受診について
また新患の予約が込み合っており実際の診察までにお時間がかかる状況ですが、電話での相談の上、緊急度、必要度に応じて順次ご案内させていただいております。
受診を希望される方へ
子どものこころ診療部は、子どもたちの相談に乗ったり、こころの病を治したり、楽しく過ごせるための工夫を一緒に考えるところです。あなたの良さを十分に発揮できるように、そして笑顔で過ごせるようにお手伝いできたらと思っています。なにか悩んでいることがあれば相談しにきてください。
保護者の方へ
当診療部は、悩みを抱える子どもたちのこころの病を癒し、子どもたちや保護者の相談に乗り、子どもたちの特性を理解し支援する工夫を一緒に考える場所です。子どもたちの良さを十分に発揮できるように、そして周りで支える大人たちのサポートができるように、日々診療を行っています。
1.予約
保護者からの電話による予約を看護師が受け付けます。
症状の経過を聴き、予約を入れます。待機期間があるため、緊急性があると判断された場合には医師と相談し、早めに受診できるように配慮します。
2.初診
診察(主治医): 病歴と診察から診断を下します。情緒障害であれば、現在の症状がどのような流れで生じているのかを把握します。症状を呈している子どもの病態水準と心理的発達水準を評価し、それを元に治療法を決定します。
診察後: 発達障害であれば、行動を評価する各種チェックリストを渡し記入を依頼します。また、必要に応じて、知能検査や各種心理検査を臨床心理士に依頼します。
3.再診
各主治医毎に予約制で実施します。間隔は週1回〜3ヶ月に1回など状態に応じて様々ですが、通常、情緒障害なら2週間〜1ヶ月に1回、発達障害なら1〜3ヶ月に1回です。児童の状態が安定し支援体制が整えば地域の先生方にフォローをお願いしています。
個人精神療法: 児童期患者の場合、言語理解、表現力の未熟性や、両価的心性のため、個々に併せた柔軟な対応が必要です。非言語的な要素は大きな影響を持ちます。
親ガイダンス、親カウンセリング: 受診時には親子関係が悪循環を呈し、親自身も情緒不安定になっていることが多く、支持的な対応が必要です。
発達障害はガイダンス中心となります。
*親自身に精神科的治療が必要な場合は成人の外来へご紹介いたします。
*親子を同席で面接するか分離して面接をするかは適宜選択しています。
心理検査:心理士が担当
1. 知能検査 (WISC-Wなど)
知的水準、発達の偏り、学習障害などを評価します
2. 投影法検査
情緒や発達の程度、病態の水準等を評価します
対象となる疾患
1.発達障害
注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
自閉症スペクトラム障害
学習障害など
※特に発達障害群は、非定型的で、発達障害としては軽度であるものが多いものの、適応障害を生じやすく、不安障害への親和性も高い子どもが多い事が特徴です。
2.神経症性障害など
社交不安障害・パニック障害・全般性不安障害などの不安障害
強迫性障害
・拒食・過食などを含む心身症的障害
いじめ・暴力・不登校・自殺・薬物乱用・行動障害など
3.器質性障害
4.精神病性障害
うつ病、双極性障害、統合失調症
5.神経性習癖群
チック、夜尿症、抜毛癖
外来医師担当表
新患
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
本田 | なし | 篠山 |
なし | なし |
再診
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
本田 篠山 |
新美(2) | 篠山 今井 |
岩(3) |
- |
受診方法
外来診療は、初診再診ともに完全予約制です。
外来直通番号 0263−37−3381(9時〜16時半)
上記にお電話いただければご予約をお取りします。
お子様の氏名・年齢・学年・連絡先(自宅・携帯)・受診理由・紹介先を確認させていただきます。
また、信州大学病院の受診カードがある方は、患者番号を確認しますので、お手元にご用意ください。
初診日(各1件)
月曜日 9時半〜12時 (本田医師)
水曜日 8時半〜11時半 (篠山医師)
*必ず、医療機関の紹介状が必要です。
*予約が混み合っておりますので、診察までにお時間がかかります。詳細は外来までお問い合わせください。