医療生命科学分野
分野の概要
医療生命科学分野では、博士前期課程の検査技術科学分野の教育・研究内容を発展させ、疾病・障害の病態生理や生体情報に焦点をあてて、病気の予防や健康増進のための科学的エビデンスを構築するための研究を行います。また、医療生命科学分野は各種検査技術の応用を通じて、生涯保健学分野との間に保健学研究における有機的な協働研究体制を築いています。
本分野で研究を行うために、生体の構造と機能の変化及び破綻による病態を個体・組織・細胞・分子レベルで解析する方法を理解し、生体の恒常性を破綻させる病因の解明とその破綻した生体の構造及び機能の修復・再生のための最新の知見を修得します。
その上で、現代人の健康をおびやかす癌・感染症・血液疾患・運動器変性疾患・メタボリックシンドロームなどの病気の原因となる環境要因および遺伝要因を探求し、健康保持と疾病予防のための基礎研究を行います。さらに、疾病発症の分子メカニズムの解析を通じて、疾病を治癒可能な早期に診断するための高感度検出方法の開発研究を行います。
学生数
後期課程 学生数 | 7名 |
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スタッフ
医療生命科学領域 齋藤 直人 教授 |
【専門領域】 整形外科学、リハビリテーション医学、生体材料学、骨組織再生 【研究内容】 1)整形外科の臨床研究 【主な研究業績】 Saito N, Ebara S, Ohotsuka K, Kumeta H, Takaoka K. Natural history of scoliosis in spastic cerebral palsy. Lancet 351: 1687-1692, 1998. 【連絡先】 saitoko@shinshu-u.ac.jp |
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