専攻案内
橋本 稔
教育・研究内容
感性コミュニケーションロボット”Kamin”の開発
表情の豊かさや親和性は日常生活においてきわめて重要な役割を果たしており、人間と共存をするロボットを作る上できわめて重要です。しかしこれまでの表情表出ロボットは、機構を用いているために限定された表情表出しか行うことができません。そこで、我々は曲面ディスプレイを用いたロボットの表情表出法を提案しました。これまでの表情生成法と比べて、曲面ディスプレイを用いたロボットの表情生成は容易であり、平面ディスプレイにはない顔としての実在感が生まれます。また、首を付けて頭部を運動させることにより、表情表出をより豊かにすることができます。我々は、曲面ディスプレイ上での画像補正の方法、光源を検出して影をつける方法などについて研究し、その有用性を実験により検証してきました。現在、この表情表出ロボット"Kamin"のために人間の感性認識に基づくコミュニケーション方法の研究を行っています。
